民事賠償金を踏み倒す凶悪犯、許すまじ!!小倉日向『東京ゼロ地裁 執行 1』が発売!

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衝撃作『いっそこの手で殺せたら』の小倉日向、文庫書下ろしシリーズを刊行開始!

 
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 愛する家族が、ある日突然、残忍な手口で命を奪われる。

 だが、加害者に下った判決は懲役10年余、反省もほぼゼロ。あまりに軽い刑罰に憤った遺族が民事裁判で賠償金を勝ち取るも、当の加害者からは1円たりとも払い込みがなく、遺族側には多額の裁判費用とさらなる苦しみだけが残される――現実にしばしば起こっていることだという。

 ダークミステリー『いっそこの手で殺せたら』で注目を浴びた小倉日向が満を持して双葉文庫より放つ新シリーズ、その名も『東京ゼロ地裁 執行 1』は、民事賠償金を踏み倒す凶悪犯から金も命も容赦なく取り立てる「影の法廷」が舞台。裁判長はなんと、東京地裁民事部の現役判事である。

 派手な刑事事件とは無縁の中年裁判官・山代忠雄の表の顔は、妻の尻に敷かれ、娘ふたりを溺愛する良き家庭人。しかし裏の顔は、時に非情な最高刑を下す「東京ゼロ地裁」三代目裁判長だ。

 戦時中の極秘シェルターを利用し、霞が関の地下深くに存在するゼロ地裁は、決して知られてはならぬ非合法組織。今宵も執行官の谷地修一郎や府中刑務所刑務官の立花藤太とともに人目を忍んで結集し、「反省も賠償金支払いもゼロ」の悪党を裁くべく立ち上がる。

 ターゲットは、同級生の少女を凄惨ないじめで自殺に追い込みながらも開き直る主犯格や、隠し口座に資産を移して賠償金の支払いから逃れようとする連続レイプ魔ら、性根が腐りきった者ばかり。だが、山代にはとっておきの切り札がある。唯一の外部協力者である、歌舞伎町の凄腕闇医者・美鈴だ。

 国籍不明・年齢不詳のグラマラス美女、美鈴は美容整形から人体改造まで神業を発揮する天才ドクター。国内外の政財界のみならず、億単位の利害が絡む製薬業界などあらゆるコネクションを持ち、ヤクザ相手に見事な啖呵を切ることも。非合法の医業を日本で続ける見返りとしてゼロ地裁に力を貸しているのだが、その手腕はとにかく「鮮やか!」のひとことだ。

「やられたら100万倍返し」の小倉日向イズムが炸裂する、東京ゼロ地裁。次回の開廷が早くも待ち遠しい。

書籍情報


書名:東京ゼロ地裁 執行 1
著者:小倉日向 (オグラヒナタ)
発売元:双葉社
発売日:2023.09.13
価格:770円 (本体700円)
判型:A6判
ISBN:9784575526912
https://www.futabasha.co.jp/book/97845755269120000000

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記事提供元:タビリス