上五島国家石油備蓄基地における長崎県石油コンビナート等総合防災訓練の実施について

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 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:高原一郎)は、2023年10月31日、国から委託を受けて管理している上五島国家石油備蓄基地(長崎県新上五島町、以下「上五島基地」)において、長崎県石油コンビナート等総合防災訓練を実施しました。

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 本訓練は、長崎県石油コンビナート等防災計画に基づき、石油コンビナート等特別防災区域(上五島地区)における「油流出、タンカー火災等の災害」を想定し、緊急連絡および応急対策の円滑な実施と、防災関係機関、特定事業所員の防災意識の高揚を図ることを目的としています。


 訓練は、「長崎県北部を震源とする地震が発生し、長崎県西方沿岸に津波注意報が発表された。上五島基地海域においては、原油受入設備(シーバース)に原油積載のタンカーが接岸し荷役中のところ、ローディングアームに亀裂が入り、大量の原油が海上に流出し作業員が海中に転落。またタンカーの甲板にも広がった漏油で火災が発生。一方、陸上設備においても擁壁面の崩落により原油送管及び流出油防油堤に亀裂が生じ、原油が流出。また上五島基地管理棟からも出火し、職員数名が逃げ遅れた。」等の想定で大規模に実施されました。
当日は、防災関係15機関(参加人数265名)による初動措置、緊急出動、情報伝達等の訓練と、流出油拡散防止・回収作業訓練、船舶火災消火訓練および海中転落者の捜索・救助訓練等が実施されました。


 JOGMECは、今回の訓練を通じて、上五島基地および周辺海域での災害時緊急対応や被害抑制の体制が十分に整っていることを確認しました。引き続き災害時の対応を万全なものとしてまいります。

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【上五島国家石油備蓄基地の概要】
同基地は、世界で初めて洋上タンク方式を採用した原油備蓄基地として、1988年9月に完成。防波堤により平穏な泊地を確保し、貯蔵船5隻を並列に配置し各貯蔵船を防油堤で囲むもので、貯蔵船1隻あたりの貯油能力は88万キロリットル(5隻合計で440万キロリットル)です。


上五島国家石油備蓄基地(JOGMECウェブサイト)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/about/domestic_007-07.html

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記事提供元:タビリス