ニューヨーク人情酒場 ブルックリンの酒場で働く日本人漫画家から見たリアルなアメリカ紹介します!

SUUMOジャーナル

ニューヨーク人情酒場へようこそ!これは、ブルックリンにある小さな酒場(レストラン)で起こったいろんな出来事。
大都会の夜、一杯の酒から始まる人間模様。作者はこのお店で今お寿司を作っているよ。

漫画

序章<プロローグ>

漫画

NYでサーバー(給仕係)をやっている人の中でも、やっぱり多いのは何か夢を追っている人たちです。夢を抱いてNYにやって来て、本業と二足のわらじで生活していくために飲食業をやっている人が多く、結果として表現者が現場に多くなる印象です。
2022年現在、最低時給が15ドルな上にサーバーはさらにチップの配当もあるので、うまくいけば時給20ドルぐらいになることも。
今まで出会った同僚たちにはビデオグラファー、フォトグラファー、ペインター、デザイナー、パフォーマー、ダンサー、ミュージシャン、ライターなど本当にいろいろな人たちがいました!働くだけでも面白い人たちにすぐ出会えるのはNYの特徴ですね。

同僚たち

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ダンスや歌の文化の浸透の仕方は日本とアメリカでは全く違うように感じます。Twerkingを初めて見たときは衝撃を受けました。街なかで音楽が流れてきて急に踊り出す人・歌い出す人がそこらじゅうにいます。これはニューヨークだけでなくアメリカ全土にある風潮なのかもしれませんが、それに対して怪訝な顔をする人もほぼいません。いちいちリアクションしていたら身がもたない、っていう感じなんだと思います。

Chato

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補足:ちょいワルニューヨーカーたちが挨拶や「やったぜ!」の意味でフィストバンプをするときがあります。

チャト兄さん、見た目はちょっと怖いけどいつもニコニコ朗らかでみんなに愛されています。踊ったり歌ったりしながらフライパンを振るう、超絶技巧の料理人。見た目がイカついので40ぐらいかと思っていたら、33歳の私と1歳しか違わなかったのも衝撃です。
チャトが作る料理で一番好きなのは日本風のカルボナーラ!これはメニューにはなく、まかないとして作ってくれるのですが、本当に絶品。
また、NYではタトゥーを入れることはかなりカジュアルな行為であり、Brooklynには予約なしで入ってすぐにタトゥーを入れられるタトゥーパーラーがそこらじゅうにあります。お堅い職業の人も見えるところにタトゥーが入っていたりするので驚き!

こんな感じで、酒場で起こった面白い出来事を漫画にしていくので、良かったら引き続き読んでね~!

ヤマモトレミ

作者:ヤマモトレミ
89年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でインスタグラムを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。ブルックリンのレストランで週4で寿司ローラーをやっています。

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記事提供元:タビリス