中央銀行のデジタル通貨発行、資金仲介に影響も=雨宮日銀副総裁

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4月16日、日銀の雨宮正佳副総裁は、都内で開かれたイベントで挨拶し、中央銀行自らデジタル通貨を発行することは「民間銀行を通じた資金仲介などに大きな影響を及ぼす可能性がある」との考えを示した。写真は3月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 16日 ロイター] - 日銀の雨宮正佳副総裁は16日、都内で開かれたイベントで挨拶し、中央銀行自らデジタル通貨を発行することは「民間銀行を通じた資金仲介などに大きな影響を及ぼす可能性がある」との考えを示した。日銀がデジタル通貨を発行する計画は現段階ではないとしつつ、新しい技術が支払い決済や金融の安定にどう影響を与えるかなど「深く理解していく必要がある」とも語った。

国際通貨基金(IMF)、金融庁、日銀が共催する会議の場で述べた。雨宮副総裁は、中央銀行と民間銀行の役割分担が「二層構造」として機能しているとした上で、これが「通貨制度の安定性と効率性を両立させる歴史的知恵だった」と指摘。

こうした中、中央銀行がデジタル通貨を発行すれば、通貨制度の二層構造や民間銀行を通じた資金仲介に影響が出かねないとの認識を示した。

雨宮副総裁はまた、アルゴリズムや人工知能(AI)を用いた高速取引の普及が市場の価格形成に影響を与え得ることも踏まえ、「金融当局にとって重要な論点だ」と述べた。

(梅川崇)

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