米6月卸売物価0.3%上昇、自動車など値上がり トランプ関税の影響も

(ロイター)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した6月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.3%上昇と、市場予想の0.2%上昇をやや上回った。サービスや自動車、ガソリンなどが値上がりした。

6月の前年同月比は3.4%上昇と、2011年11月以来の大幅な伸びとなった。市場予想は3.2%上昇だった。5月の前月比は0.5%上昇、前年同月比は3.1%上昇だった。

食品とエネルギー、貿易サービスを除いたコア物価は前月比0.3%上昇した。5月は0.1%上昇していた。6月の前年同月比は2.7%上昇。5月は2.6%上昇していた。

トランプ政権が導入した鉄鋼・アルミニウム関税も物価の押し上げにつながっているという。

PDQエコノミクス(ニューヨーク)の首席エコノミスト、ジョン・ライディング氏は「関税は経済成長を阻害するだけでなく物価圧力ももたらす。今後、物価圧力がコアインフレ率の伸びに波及していくことが予想される」と述べた。

労働市場が最大雇用状態に近いか、最大雇用に達しているとみなされている中、物価の上昇圧力は徐々に増している。米連邦準備理事会(FRB)が物価の目安として注目するコア個人消費支出(PCE)物価指数は5月、FRBの目標である2%に6年ぶりに達した。

PPIの前月比の内訳は、サービスが0.4%上昇。5月は0.3%上昇していた。サービスの上昇分の4割近くは燃油・潤滑油の小売りが21.8%上昇したことによるものだった。医療サービスは0.2%上昇。診察費と入院費が小幅に低下したものの、病院外来が1.0%上昇し、全体を押し上げた。医療費は0.1%上昇した。医療費はコアPCE物価指数の計算に組み込まれる。

モノは0.1%上昇した。5月は1.0%上昇していた。6月は食品が1.1%下落し、全体の伸びを抑制した。ガソリンは0.5%値上がりした。5月は9.8%上昇だった。

モノのうち食品とエネルギーを除く物価は0.3%上昇。4カ月連続で0.3%上昇となっている。自動車は0.4%上昇した。

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