ドルが対円で2カ月ぶり高値、米中通商問題の影響は軽微=NY市場

(ロイター)

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9月18日、ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で2カ月ぶりの高値を付けたほか、対ユーロでもやや上昇した。写真はドルと円の紙幣、2010年9月撮影(2018年 ロイター/Yuriko Nakao)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で2カ月ぶりの高値を付けたほか、対ユーロでもやや上昇した。米中が相互に関税措置の導入を発表するなど通商を巡る緊張が高まっているが、外国為替相場に大きな影響は出ていない。

トランプ米大統領は前日、2000億ドル相当の中国製品に対し10%の関税を課すと発表。これに対し中国財政省は18日、計画通りに約600億ドル相当の米国製品に関税を課すと表明した。

ドルは対ユーロ<EUR=>で当初3週間ぶりの安値を付けたが、その後は上向き約0.15%高となっている。地政学リスクなどが高まった際に買われる傾向がある円<JPY=>に対してドルは0.46%高。

BKアセットマネジメント(ニューヨーク)の外為戦略部門責任者、ボリス・ショロスバーグ氏はこうした動きについて「(米中通商問題による)市場への影響は極めて軽微にとどまるとの見方が出ていることを示している」と指摘。「これまでのところ、関税措置により中国も米国も経済成長に有意な影響は受けていない」とし、「現時点では市場で米中通商問題は(ドラマ化と華美な衣装で知られる)日本の歌舞伎のようなものとして扱われている」と述べた。

過去数カ月間、ドルは通商問題を巡る緊張の高まりの恩恵を受けており、主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は4月半ば以降、約5%上昇。ただ、ここ数週間は利益確定の動きのほか、通商戦争がもたらす長期的な影響に対する懸念が意識され始めたことで、こうしたドル買いは幾分失速している。

シリコンバレー銀行(カリフォルニア州サンタクララ)のシニア外為トレーダー、ミン・トラン氏は「長期的には経済全般に対するマイナス要因になるとの懸念が出ている」としている。

市場は来週25─26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目。連邦準備理事会(FRB)は今回のFOMCで利上げを決定するとの見方が大勢となっている。

カナダドル<CAD=>は対米ドルで上昇。7月の製造業売上高が好調だったことで、 カナダ銀行(中央銀行)が10月に追加利上げに動くとの観測が高まった。

一方、英ポンド<GBP=>は6週間ぶり高値から下落。今週の欧州連合(EU)首脳会議を前にEU離脱(ブレグジット)を巡る協議について慎重な見方が出る中、利益確定の売りが出た。

ドル/円 NY終値 112.35/112.38

始値 112.13

高値 112.38

安値 112.04

ユーロ/ドル NY終値 1.1665/1.1669

始値 1.1683

高値 1.1724

安値 1.1652

(表はロイターデータに基づいています)

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