筑波大学との共同研究による論文が「IEEE Access」にて採択

PR TIMES

 株式会社RevComm(レブコム、本社:東京都渋谷区、代表取締役:會田武史)は、国立大学法人 筑波大学 (研究代表者: システム情報系山田武志准教授)と、2020年5月より音声感情認識に関する共同研究を実施しています。このたびその成果の一つとして、音声感情認識に関する論文が、電気・情報工学分野の学術研究団体、技術標準化機関である「IEEE」の査読付きオープンアクセスジャーナル「IEEE Access」に掲載されました。

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IEEEとは

 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、アイ・トリプル・イー)とは、電気電子関連の技術者による世界最大の専門家組織で、米国で公益法人に指定されています。IEEEは、人類社会に有益な技術革新を発展させることを目的としており、出版物、国際会議開催、標準規格(スタンダード)策定、専門的・教育的活動を通じ、国際社会に影響を与えています。


論文内容

 筑波大学との共同研究の成果として、筑波大学の山田武志准教授、大学院生Jennifer Santoso、早稲田大学の牧野昭二教授、RevComm Research(レブコム・リサーチ、 RCR)リサーチディレクターの橋本泰一、シニアリサーチエンジニアの石塚賢吉が、音声感情認識に関する論文「Speech Emotion Recognition Based on Self-Attention Weight Correction for Acoustic and Text Features」を「IEEE Access」に投稿し、採択されました。
本論文では、発話音声の音声特徴と、音声認識器により得られる単語と単語信頼度を入力情報として、DNNを用いて発話音声の感情を推定する、音声感情認識アルゴリズムを提案しています。単語信頼度をもとにDNNのSelf-Attentionの重みを補正し、信頼度の高い単語を重視することで、高い精度での音声感情認識を達成しています。感情認識用オープンデータセットIEMOCAPを使用し、従来のアルゴリズムとの比較検証を行った結果、提案アルゴリズムがSOTAの性能であることが示されました。
 RCRは、AI技術領域にイノベーションをもたらし、コミュニケーションをより豊かにしていくことを目指しています。そのために、今後も音声・言語・画像の領域に関わる研究開発を推進し、国内外への学術的貢献や製品・サービスのAI技術の深化を積極的に行います。

このたび採択された論文
Speech Emotion Recognition Based on Self-Attention Weight Correction for Acoustic and Text Features
Jennifer Santoso¹ , Takeshi Yamada¹ ,
Kenkichi Ishizuka², Taiichi Hashimoto² ,
Shoji Makino³,
¹ University of Tsukuba, Japan
² RevComm, Inc., Japan
³ Waseda University, Japan
論文URL: https://ieeexplore.ieee.org/document/9936641


「RevComm Research(レブコム・リサーチ、 RCR)」とは

 「RCR」は、人びとがお互いをよくわかりあえる社会を目指し、コミュニケーションの新しい形について研究開発する組織です。人は他者とのコミュニケーションの中でしばしば摩擦や不平等な事態が起き、お互いに理解できない、信頼できない場面が引き起こされます。そのような摩擦をなくすための技術を開発し、より柔軟で誤解のない適切なコミュニケーションができる環境作りを進めます。
 また、「RCR」には、「Research for Communication Revolution」の意味も含まれています。「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という企業理念のもと、音声技術とAIの研究開発により、コミュニケーション課題の解決に取り組みます。
RCRサイト:https://www.revcomm.co.jp/rcr/#research
これまでの活動実績:https://www.revcomm.co.jp/rcr/information/


株式会社RevComm 会社概要

 「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という理念のもと、音声技術とAIにより、コミュニケーション課題を解決する企業です。
 音声解析AI電話「MiiTel」は、インサイドセールス市場を中心に、営業やコールセンター業務におけるトークの可視化とセルフコーチング、リモートワーク体制構築にご活用いただいています。また、オンライン商談ツール「MiiTel for Zoom」は、複数人でのオンライン商談の解析や振り返りが可能となり、営業の成約率を飛躍させます。
 これまで、Google for Startups Acceleratorの採択をはじめ、B-Dash CampやTechCrunchによる様々な大会で優勝、入賞しているほか、Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング TOP20」、週刊東洋経済「すごいベンチャー100」にも選出されています。
・企業名  :株式会社RevComm
・所在地   : 150-0002東京都渋谷区渋谷1-3-9 ヒューリック渋谷一丁目ビル7階
・代表者   : 會田 武史
・事業内容 :AI × 音声のソフトウェア・データベースの開発
・企業サイト:https://www.revcomm.co.jp/

本文中に記載されている会社名、製品名は、当社の登録商標または商標です。

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記事提供元:タビリス