タイ景気減速 大型バラマキ対策でも 【経済着眼】東南アジアの「病人」にならずに済むか

俵 一郎:経済着眼 (国際金融専門家)(News Socra)

 世界景気がスローダウンする中で、高成長を続けてきたタイで景気の足取りが鈍くなっている。今年の1〜3月の実質GDP(前年比)が2.9%と3%割れとなったあと、4〜6月も2.3%(前年比)とほぼ5年ぶりの低成長となった。 主力の自動車、ハードディスクブレーキを中心に、輸出が大幅な減少に見舞われたほか(4〜6月前年比−6.1%)、輸出産業を中心に設備投資も減少する、といった諸要因が影響している。 タイの通貨であるバ…