米政権交代に揺れる中東 サウジで「第2のアラブの春」のリスク 【藤和彦の眼】中国は間隙を縫ってイラクに接近

藤 和彦 (経済産業研究所上席研究員)(News Socra)

 1月6日の米WTI原油先物価格は大幅に上昇し、およそ10ヶ月ぶりに1ドル=50ドル台を付けた。サウジアラビアが2~3月に自主的な追加減産に取り組むという驚きの決定したことで「買い」が膨らんだからである。イランを巡る地政学リスクが意識される状態も続いている。 OPECとロシアなどの産油国からなるOPECプラスは5日、協調減産を2月から小幅に縮小することで合意した。現行の日量720万バレルの減産幅を2月は7…