中印国境 部分撤退合意の意味 【世界を読み解く】中国軍から吹く「北風」 周辺国の警戒感高める

井出 敬二 (ニュースソクラ コラムニスト)(News Socra)

 昨年5月以来、中国とインドはヒマラヤでの国境係争地で対峙・衝突し、にらみ合いを続けてきたが、2月10日に両軍が一部地域(インド北西部ラダック地方のパンゴン湖の地域、標高4500メートルもの高地)から撤退することが発表された。両軍の現地司令官が過去9回協議をして合意したものだ。 今回の撤退はあくまでも係争地域の一部から。他にも軍のにらみ合いが続いている地域があり、両国間の火種はたくさん残っている。ラダッ…