「平家物語」下地に描く、コロナ禍の諸行無常 【エンタメ前線・ウィズコロナ(23)】「子午線の祀り」、令和3年3月歌舞伎公演「時今也桔梗旗揚」、「ぼくの名前はズッキーニ」

河野 孝:エンタメ前線 (文化ジャーナリスト・演劇評論家、元日経新聞編集委員)(News Socra)

■「子午線の祀り」(世田谷パブリックシアター、3月19~30日まで、☆☆☆☆★見応えあり) 「平家物語」を題材とした木下順二の叙事詩劇。 世田谷パブリックシアターとKAAT神奈川芸術劇場の共同制作により、狂言師・野村萬斎が2017年に演出した舞台をベースに新演出で再び作品を立ち上げた。 前回は世田谷パブリックシアター開場20周年記念公演で同劇場芸術監督の萬斎が本作を初めて演出。コロナ禍の今回は上演時間を短縮し…