「落第点」の新エネ計画案 欧米に見劣り 【緑の最前線(96)】国際水準に追いつくにはいずれ大幅修正は必至

三橋 規宏 (経済・環境ジャーナリスト、千葉商科大学名誉教授)(News Socra)

▽ 現状維持路線からの離脱に失敗 経済産業省が先日公表した新エネルギー基本計画の原案は、予想されたこととはいえ、現状維持路線の延長線上にあり新味を欠く内容だった。 私たち日本人を含め、気候変動リスクを懸念する世界の多くの人に失望を与えかねない。成績表でいえば落第点といえるだろう。 原案の骨子は2030年度の電源構成の目標として、総発電量のうち①再生可能エネルギーで36〜38%、②原子力で20~22%、③石炭…