傭兵頼みの撤退策、破綻は必然だった 【軍事の展望台・アフガン撤退(中)】古来、傭兵は情勢次第で裏切るのが常識なのに

田岡 俊次 (軍事評論家、元朝日新聞編集委員)(News Socra)

 8月15日タリバン軍が首都カブールに無血入城すると、米国人や他の外国民間人、アフガ二スタン人対米協力者が脱出をはかって空港に殺到、悲惨な大混乱となった。米軍は7万9000人を輸送、他の諸国によるものを合せ12万3000人が脱出したが、必死に輸送機に乗ろうと争う人々の画像は米国の敗北を世界に示すことになった。 1975年4月に北ベトナム軍が当時の南ベトナムの首都サイゴンに無血入城した際にも、米大使館で争ってヘリコ…