中国バブル崩壊の必然ーー過剰投資のツケ限界に 【けいざい温故知新】不動産バブルが金融危機をもたらす「灰色のサイ」になりかねない

土谷 英夫 (ジャーナリスト、元日経新聞論説副主幹)(News Socra)

 巨大デベロッパー恒大集団の破綻が、中国の不動産バブル崩壊の引き金になる、との見方がある。だが、不動産は問題の一側面だ。事の本質は、過剰投資に依存してきた中国経済の成長が、最終局面を迎えた、ということだ。 IMF(国際通貨基金)のデータベースで、1980年まで遡り、中国のGDPに占める投資(官民合わせた総投資)の比率を追った。80~90年代は30%台(93、94年だけ40%強)が続いた。それが、2004年以降は、ずっと40%台(06年…