反プーチンの編集長にノーベル平和賞――クレムリンが祝意の意外 【ロシアと世界を見る眼】体制内リベラルだから? 当局が2法で締め付けのなか法改正求める

小田 健 (ジャーナリスト、元日経新聞モスクワ支局長)(News Socra)

 ロシアのノーバヤ・ガゼータ紙の編集長、ドミトリー・ムラトフがフィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサとともに2021年度のノーベル平和賞を受賞した。ウラジーミル・プーチン政権が報道や政治活動への締め付けを強める中での受賞だけに意義深い。 ノーバヤ・ガゼータ(ロシア語で「新しい新聞」という意味を持つ。現在週3回発行)に寄稿していたアンナ・ポリトコフスカヤが2006年10月に自宅アパートメント・エレベータ…