ポーランド Gaz System向け新造FSRUの長期用船契約を締結

PR TIMES

~2027-28年に竣工し、ポーランドのエネルギーセキュリティに貢献~

株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、ポーランド国営ガスパイプライン会社GAZ-SYSTEM S.A.(本社:ポーランド ワルシャワ、以下「Gaz System(読み:ガス システム)」)との新造FSRU(註1)1隻の長期用船契約を締結しました。本船は2027年竣工を目指しHD Hyundai Heavy Industry(本社 : 韓国)にて建造され、当社が船舶管理を担う予定です。

本件は、ポーランドのグダンスク港から沖合3 km程度の場所に新規浮体式LNG受入ターミナルを建設するものであり(以下「本プロジェクト」)、本船はそのターミナルにおいて受け入れ基地と貯蔵施設という中心的な役割を果たすものとして投入されます。ポーランドにとって初めてのFSRU導入となるもので、同国のエネルギーセキュリティの戦略的強化に寄与するとともに、欧州委員会により地域レベルで貢献するインフラ開発プロジェクトである”Project of Common Interest”(註2)に指定される等、欧州委員会にとっても関心の高い地域密着型のインフラプロジェクトとなります。
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当社グループは、海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開し、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑むことをグループビジョンとしています。本件はグループビジョンに加え、経営計画「BLUE ACTION 2035」 https://ir.mol.co.jp/ja/ir/management/plan.html で掲げる海洋事業、非海運事業の拡大、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」 https://www.mol.co.jp/sustainability/environment/vision/ での戦略の一つ「グループ総力を挙げた低・脱炭素事業拡大」にも合致する取り組みです。また、欧州・アフリカの地域組織主導の元で推進されているプロジェクトとして「BLUE ACTION 2035」で掲げる地域戦略の先駆け的な存在となるプロジェクトです。当社グループは、人・社会・地球のサステナブルな発展に貢献し、青い海から豊かな未来をひらきます。

(註1) FSRUは、Floating Storage and Regasification Unitの略で、LNGを洋上で受け入れて貯蔵し、再ガス化を
行い陸上へ送出することができる浮体式設備です。陸上に貯蔵タンクや再ガス化設備を建設する場合と比較
して、コストを抑え、かつ工期を短くできるという利点があります。
本FSRUについては、2024年2月2日付当社プレスリリース「ポーランド Gaz System向け新造FSRU1隻の
定期用船契約に関する優先交渉権を獲得」https://www.mol.co.jp/pr/2024/24019.html もご参照くださ
い。

(註2) EU加盟国の2カ国以上に便益をもたらし、CO2排出削減といった環境性、市場統合と競争活性化などの経済
性、そして供給の安定に寄与する開発事業で、EUのEnergy Infrastructure Regulation(EU Regulation
No347/2013)が認定をします。

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記事提供元:タビリス