NEC、IOWN(R)の世界を体感できるデモをNEC Future Creation Hubに構築

PR TIMES

~NEC CONNECTのコンセプトのもと、次世代ネットワーク技術の社会実装に向けた共創活動を強化~

 NECは、IOWN(注1)により実現する新たな世界を体感できるデモ環境をNEC本社ビル(所在地:東京都港区)の「NEC Future Creation Hub(注2)」に構築し、5月からお客様に公開します。
 NECはこのデモを効果的に活用し、IOWNをはじめとした次世代ネットワーク技術の社会実装に向けて、その実現に向けた共創活動を更に強化していきます。

1.背景
 近年、動画配信サービスやロボティクス制御技術の進展などにより、低消費電力で大容量かつ低遅延な通信を実現するIOWN構想への期待が高まっています。また、IOWN構想の中で先行して実用化が進んでいるAPN (All-Photonics Network)は、製造・建設・都市開発・エンターテイメントなど様々な業界で活用が期待されています。
 NECはIOWNの社会実装に向け、NEC我孫子事業場(所在地:千葉県我孫子市)に「共創の場」を開設し、ビジネスの拡大を目指すお客様やパートナーとユースケースの創出や、実証等の共創活動を進めてきました。
 今回、IOWNの共創活動をさらに加速させるため、NEC本社にIOWN APNを活用したデモンストレーションを構築することで、IOWN APNにより実現する世界観を「体感する」場を提供します。

2.デモ概要
 本デモンストレーションでは、IOWN Global Forum(TM)で検討が進められているOpen APN(注3)で定義された機能に対応したNECのSpectral Wave WXシリーズ(注4)と50kmの光ケーブルを使用し、IOWN APNにより実現される長距離での大容量・低遅延の映像伝送に活用します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/78149/558/resize/d78149-558-cd6c161a40d5bbfcb8ac-0.jpg ]

 映像には、NECのラグビーチーム「NECグリーンロケッツ東葛」の選手がプレーする臨場感溢れるシーンを用い、これを6面のプロジェクタを利用して映し出すことにより、次世代のリモートスポ―ツ観戦を体感できます。また、本デモンストレーションではIOWN APNと従来ネットワークとの比較により、低遅延性を体感することが出来ます。

3.共創活動の強化
 NEC はNEC CONNECT(注5)のコンセプトのもと、NEC我孫子事業場と玉川事業場(所在地:神奈川県川崎市)の各共創環境で、IOWNをはじめとした次世代ネットワーク技術を活用した共創活動を展開しています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/78149/558/resize/d78149-558-1fa3c6e370485e100b33-1.jpg ]

 2023年度は、オープンな共創の場「NEC CONNECT Lab」等を活用して、NTT東日本などの通信キャリア(注6)、東京大学や大阪大学などの大学機関(注7, 8)、日本オラクルやTOPPANホールディングスなどの企業との産業連携(注9, 10)に焦点を当て、様々な企業・団体との共創活動に取り組んできました。引き続き、お客様やパートナー企業向けに、今回構築したデモ環境を含む様々な次世代ネットワーク技術を「体感」できる環境を強化し、同技術のユースケースについて「対話」を重ね、技術と社会受容性の検証を進めていきます。

 NECはこれからもNEC CONNECTのコンセプトのもと、「海底から宇宙」までサポートする様々なネットワーク技術とテクノロジーアセット、ソリューション力を活用して、幅広い知恵と技術がオープンにつながるイノベーション創出の場を整備し、社会へ価値を提供していきます。

※「IOWN(R)」は、日本電信電話株式会社の商標又は登録商標です。
The IOWN GLOBAL FORUM mark and IOWN GLOBAL FORUM & Design logo are trademarks of Innovative Optical and Wireless Network Global Forum, Inc. in the United States and other countries. Unauthorized use is strictly prohibited. Other names and brands appearing in this document may be claimed as the property of others.

(注1)  IOWN:Innovative Optical and Wireless Network。IOWNの技術とユースケースの開発をグローバルに推進する団体であるIOWN Global Forumで推進中の次世代コミュニケーション基盤の構想。(https://iowngf.org/)
(注2) NEC Future Creation Hub:https://jpn.nec.com/fch/
(注3) Open APN(Open All-Photonics Network):IOWN Global Forumにて検討が進められているIOWNの基盤を担うフォトニクス技術をベースとした革新的なネットワーク。
(注4) Spectral Wave WXシリーズ:2022年10月から販売しているオープン光トランスポート装置。(https://jpn.nec.com/nsp/open_optical_transport/index.html
(注5) NEC CONNECT:ネットワークを活用したオープンな共創の場のコンセプト
https://jpn.nec.com/connect/index.html
(注6) NEC×NTT東日本、IOWNを活用したユースケース創出に向けて実証を開始(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000489.000078149.html
(注7) Beyond 5Gの社会実装に向けた共創活動の実施結果と今後の展開について
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000518.000078149.html
(注8) 心とICTで認知症の方の笑顔を増やす!~「豊かな心の世界」を目指す大阪大学とNECの挑戦~(https://wisdom.nec.com/ja/feature/5g/2024020901/index.html
(注9) NECと日本オラクル、IOWNを用いた共創活動を開始
https://jpn.nec.com/press/202403/20240327_01.html
(注10) NECとTOPPAN ホールディングス、5Gの共創活動の一環として共同実証を開始(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000078149.html

【本件に関するお問い合わせ先】
NEC テレコムサービス企画統括部
Email:contact@nwsbu.jp.nec.com

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記事提供元:タビリス