米国「十分に食べれない」人が14%に激増、食料支援は手厚く 【農を考える】農務省予算の7割が食料支援、日本は厚労、農水省間に壁

山田 優 (農業ジャーナリスト)(News Socra)

 1990年代に米フロリダ州に住んでいたころ、スーパーでお札のようなクーポン券を出して買い物をしている人をよく見かけた。低所得者向けの食料支援に使われるフードスタンプで、米農務省が発行元だ。第2次大戦前の大恐慌時代に困窮して食べものに困った人たちと、価格低迷に悩む農家の双方を援助する目的で制度が生まれた。 現在では紙からクレジットカードのような電子クーポンへと変わったが、全米で4000万人を超え…