コロナ後 先進国・新興国の復興格差が拡大へ 【経済着眼】先進国の急回復時 金融引き締めが新興国襲う

俵 一郎 (国際金融専門家)(News Socra)

 4月のIMF世界経済見通し(WEO)では2021年の世界経済の成長率を6・0%と昨年10月の見通し(5.2%)から引き上げた。昨年10月の見通しでは「新型コロナ感染の影響は、生活水準に対する長く続くダメージとなる」と極めて悲観的であった。 しかし、IMFはわずか半年で様変わりの楽観的見通しに急転回した。その大きな要因が米国経済の著しい復調だ。米国の2021年中成長率は6.4%と10月見通し(3.1%)を大きく上回って力強い回復…