【脱炭素】独、温暖化防止を前倒し 憲法裁判決がきっかけ 【欧州から】独憲法裁はプロシャ大王以来の伝統、若者の訴え認める

茶野 道夫 (ウィーン在住コンサルタント)(News Socra)

 ドイツ政府は5月初め温暖化防止法の改正案を発表した。改正案では、カーボンニュートラルにする目標年を当初より5年繰り上げ2045年にする。また2030年にCO2排出量を1990年比65%減にすることとして、当初の55%減よりはるかに厳しくした。 ドイツ政府が温暖化防止の強化を決めたのは、憲法裁判所が年内に温暖化防止法を改正するよう命じたからだ。 EUは2050年に域内をカーボンニュートラルにする方針である。このEUの方針に…