難聴の認知症の方とのコミュニケーション 【尊厳ある介護】帰宅願望が強いときにわかったこと

里村 佳子 (社会福祉法人呉ハレルヤ会呉ベタニアホーム理事長)(News Socra)

「ばかにしないで。わたしには家に帰る権利はないの」。 施設利用者の柴村恭子さん(仮名92歳)が大きな声で、介護スタッフを問い詰めました。 「ご家族が何と言われているかビデオを見ませんか」。 介護スタッフはタブレットを見せながら、耳元でゆっくりとした口調で話しかけました。 柴村さんは難聴と認知症を患っているので、コミュニケーションが困難です。加えてマスクのせいで、声がこもったり表情が伝わらなかったりす…