福島で「耕さない農業」が始まった 【農を考える】有機農業の先を行く不耕起農業で豊かな土壌を生かす

山田 優 (農業ジャーナリスト)(News Socra)

 日本政府は5月、有機農業の面積を30年間で50倍に増やす野心的な政策を打ち出した。作物に農薬や化学肥料を使わず、環境への優しさを狙うが、土壌そのものの健康さにもっと目を向けようという試みが始まっている。 30から40代くらいの女性を中心に、30人ほどが、斜面に広がる畑で大豆や野菜を収穫していた。そのまま耕さず、同じ場所に溝を掘って小麦の種をまいた。 福島県二本松市のあだたら食農スクールファーム…