沖縄のケンタッキーで「オリオンビール」提供...「羨ましい」の声が続々 始めた理由は?拡大の可能性は?
2025/8/1 19:36 J-CASTニュース

沖縄県内のケンタッキーフライドチキン(KFC)で生ビールが飲めるとSNS上で話題になっている。一般的な店舗では提供していないため、「いいなぁ!」「行きたい」などと羨ましがる声が相次いだ。
運営会社の日本ケンタッキー・フライド・チキン(横浜市)広報は、沖縄県を代表するビール「オリオン ザ・ドラフト」を沖縄県内9店舗で販売開始した、とJ-CASTニュースの取材に説明する。2025年9月下旬に終了予定だという。この取り組みを始めた理由を詳しく聞いた。
「現時点では販売店舗の拡大予定はありません」
一躍、SNSで話題になったのは、一般ユーザーによる7月30日のX投稿だ。KFCのチキンとポテトとともに、ジョッキに入った生ビールを写真で紹介した。8月1日時点で12万件以上の「いいね!」を集めるなど大きな注目を集めている。
オリオンビール公式Xアカウントも7月29日、「オリオン ザ・ドラフトが沖縄県内一部のKFC店舗で楽しめる」と紹介しながら、生ビール付きのセットメニューが200円割引になるクーポンを添付している。
日本ケンタッキー・フライド・チキン広報は8月1日、これは7月29日から始めたものだと取材に説明した。9月下旬までの約2か月間行う予定だ。店内でのみ利用することができ、テイクアウトやドライブスルーなどでは利用できない。
提供される「オリオン ザ・クラフト(小瓶)」は、税込500円で販売。糸満店・小禄店・北谷店・浦添店・与那原店・西原坂田店の6店舗で扱っている。「オリオン ザ・ドラフト(生)」は、税込600円で販売。首里末吉店・パレット久茂地店・宮古店の3店舗で扱っている。オリオンビールと人気メニューを組み合わせたセットも用意している。
この取り組みを始めた理由は何か。広報によれば、フライドチキンとビールの相性の良さから、「店内でビールを楽しみたい」という要望が以前から多く寄せられていた。こうした声に応えるとともに、地域ならではの体験を提供したいという思いから、沖縄県限定でのビール提供を企画したという。
オリオンビールとコラボしたのは、同社が夏季に向けたプロモーションを積極的に取り組んでいたため、「『一緒に沖縄の夏を盛り上げたい』という想いが一致した」と、広報は説明する。
SNS上では、今回の取り組みに対して、「近隣にあったらいいな」「羨ましい」などの声があったが、広報は「現時点では販売店舗の拡大予定はありません」と述べた。だが、沖縄県内9店舗を除き、生ビールを提供している店舗は全国8店舗あるとしている。