噂される超薄型iPhone 17 Air 「アキレス腱」はやはりバッテリー容量か...解消の手立てはあるのか
2025/8/3 12:00 J-CASTニュース

関心が高まるiPhone 17 Air。6ミリをきる薄さも噂される。しかし、あまりに薄いことでバッテリー容量が犠牲になってしまう懸念が考えられる。
中国SNSのWeiboで情報発信を行う有名リーカーInstant Digitalによると、iPhone 17 Airのバッテリー容量は3000mAh以下になると予測している。
薄型によるバッテリー容量問題が浮上
Instant DigitalがiPhone 17 Airのバッテリー容量に関する投稿を行ったのは、2025年7月17日。投稿を和訳すると、「私はiPhone 17 Airを予備機として活用したいと考えています。この機種のバッテリー容量は3000mAhですが、省電力モードをオンにすることにより中程度の利用であれば1日持つはずです」というのだ。「中程度の利用」という点がいささか曖昧だが、いずれにせよiPhone 17 Airがスタミナに優れた機種ではないのだろうか。
一方、テクノロジーメディアThe InformationのリポーターWayne Ma氏によると、Appleの社内テストでiPhone 17 Airを1日無充電で利用できるユーザーの割合は60%から70%に留まったとのこと。他のナンバーでは、80%から90%である。iPhone 17 Airは電池持ちが悪いのか。そこで、Appleは外付けのバッテリーケースをオプションアクセサリーとして用意する予定があるという。
薄型によるバッテリー容量をめぐっては、物理的に避けられない懸念材料として以前から指摘されていた。現に、6ミリ以下の厚さを実現したAndroid機種では、そうした弊害が出てしまっている。
AI連携の省電力モードを使えば
iPhone 16eが25年2月に発表された時、テクノロジージャーナリストたちはそのバッテリー持続時間を絶賛した。iPhone 16eのビデオ再生時間は、iPhone SE3のそれよりも最大11時間長い。それまでのSEユーザーがはっきり体感できるほどのスタミナアップが施されていた。
だが、仮にiPhone 17 Airのビデオ再生時間がiPhone SE3と同程度に留まったとしたら、それとは逆の現象が起きるに違いない。「これしか電池が持たないのか!?」という、ネガティブな印象をユーザーに与えてしまう。
だが、9月に正式リリースが予定されているiOS 26の「Adaptive Power」という機能は、解消の手立てとなるかもしれない。この機能は「どの部分の電力を削減すればいいのか」をAIが判断するというものだ。
これを使えば、iPhone 17 Airのバッテリー容量の少なさを大きく補える可能性もある。そもそも、このAdaptive Power自体が、iPhone 17 Airのために開発された機能と見る向きがあるほど。
いずれにせよ、薄型を目指したiPhone 17 Airのバッテリー持続時間は「アキレス腱」になるかもしれない。
(澤田真一)