iPhone 17シリーズついに登場も...SNSざわつかせた「ボディの傷」と「Wi-Fiの接続不良」
2025/10/4 11:00 J-CASTニュース

2025年9月に発売されたiPhone 17シリーズ。この新製品は、しかしながら発売直後からさまざまな不具合や不良品の存在が報告された。
新型iPhoneを発売直後に購入する行為にはリスクが伴うと言われているが、iPhone 17シリーズの場合は「ボディの傷」と「Wi-Fiの接続不良」があるようだ。
「Wi-Fiの接続不良」はAppleがその不具合の存在を事実上認め、修正するためのOSを配信している。
チタンは傷がつきやすい?
「新型iPhoneの傷」に関する報道は、今回が初めてではない。2012年発売のiPhone5では、Appleが満を持して市場に送り出した削り出しアルミのボディが傷つきやすいということで大きな話題になった。
では、今回のiPhone 17シリーズはどうか。
17のProモデルのボディはアルミニウム合金。前作までのチタンから大きく変更された部分だが、このせいで傷がつきやすくなってしまったのではないかという指摘がSNSで相次いだ。
17のProモデルはそれまでのシリーズよりも高価な製品で、iPhone 17 Pro Maxの2TB版は、日本では32万9800円である。これはフルサイズの一眼レフカメラと同等の価格設定だ。そのような製品のボディにいとも簡単に傷ができてしまうというのは、購入者を落胆させてしまう要素のひとつとなるのではないか。
だが、これに関して海外メディア「9to5Mac」によると、Appleの回答として、iPhone 17 Proのボディの傷は「スクラッチゲート」と呼ばれ、17シリーズの発売日当日にブルームバーグが報じた記事で初めて表面化された。この記事によると、小売店に展示されているサンプル機に多くの傷があるとされたが、それらはMagSafeアクセサリーが接触していた場所に集中していた。つまり、傷はMagSafeスタンドからついたものであり、製品としての問題はない――という見解らしい。
このスクラッチゲートは「傷」でなく、MagSafeの素材が接触によりiPhoneのボディに移ったもので、クリーニングをすればスクラッチゲートはなくなるという。したがって、この問題はiPhone 17シリーズに限ったものではなく、iPhone 16シリーズのサンプル機にもあるとのことだ。
Wi-Fi接続問題は修正バージョンで解決か
一方、上記の問題とは別に、iPhone Airを含めた17シリーズにおいて「Wi-FiとBluetoothの接続が切れてしまう」という現象も報告されている。これに関して、Appleは9月30日にiOS26の修正バージョンを配布する対策を実施している。
「新型iPhoneの傷」は、その話題性の大きさからいささかセンセーショナル気味に報じられがちだが、製品そのものに重大な問題があるわけではない。とはいえ、今後もiPhone 17シリーズ「製品の質」問題は注目するべきポイントだろう。
(澤田真一)