万博閉幕後もブーム継続の兆し? 11月発売の「ミャクミャク誕生の物語」描く絵本、2週間弱で予約1万部突破

J-CASTニュース

   大坂・関西万博も終わりに近づく中、大人気となった公式キャラクター・ミャクミャクをデザインした山下浩平氏が手がける「ミャクミャク誕生の物語」を描いた絵本が発売されることが発表された。SNSでも話題が広がり、発売は2025年11月下旬だが、予約を受けているフェリシモによると、予約数は10月6日に1万部を突破した。

   さらに、一部の万博オフィシャルストアは万博終了後も営業を継続するとしており、「ミャクミャクブーム」は終了後も続くかもしれない。

「"ミャクミャク"の設計図の一つ」が絵本に

   リリースによると、絵本「ミャクミャクと... ミャクミャク誕生ものがたり 」は、「初めは奇妙だなと思ってた。なのにどんどん好きになって、今はさよならなんて、言いたくないーーそんな思いを寄せるすべての人に手に取っていただきたい一冊」。

   山下氏のコメントでは、「ずっと頭の中にあった誕生の物語を2022年の冬から2023年春にかけて、私的に描いた"ミャクミャク"の設計図の一つでした」と説明している。

   内容は本編のほか、山下氏によるデザイン過程の解説図録を収録。特別付録として山下氏描き下ろしのミャクミャクのポストカードが3枚付くという。

   24日にフェリシモのショッピングサイトで予約受付を開始。11月下旬から順次発送予定という。販売先は順次拡大する予定だ。

   Xでもこの絵本は注目を集めているようで、「爆売れしそう。。。」「これはあつい!」「ミャクミャクデザインの裏話は知りたいな」といった声が寄せられている。

   発売は万博終了後の11月にもかかわらず、「これほしい!」「予約したーーー!!」といった声も相次いで書き込まれているが、現在の予約数はどれほどなのだろうか。

   J-CASTニュースの取材に応じたフェリシモ広報部の担当者によると、10月6日時点で予約数1万部を突破したという。企画担当者は、この反響に、次のようにコメントを寄せた。


「反響は予想していましたが、これほどまでの勢いがあるとは想像していませんでした。大阪・関西万博は閉幕しますが、ミャクミャクの物語は、一人ひとりの心の中でつながっていきます。この絵本を手に取り、懸命に生き抜くミャクミャクの物語を未来へつなぐ担い手になっていただければ幸いです」

万博終了後もオフィシャルストアは多数継続

   絵本だけではなく、万博終了後にもミャクミャクに会える場所がある。日本国際博覧会協会(万博協会)は10月1日、「2025大阪・関西万博 会場外オフィシャルストア」の一部で万博の閉幕後も継続して営業すると発表した。

   発表によると、オンラインストアのほか、大阪や東京、名古屋などにある14店舗で営業を継続する。

   また、10月28日まで営業予定の「会場外オフィシャルストア」大丸梅田店と、27日まで営業予定の大丸東京店では、11月1日から「店舗面積を大きく広げ、大阪・関西万博の思い出をお伝えするコーナー」を設けたストアにリニューアルするとしている。

記事提供元:タビリス