1年間で孫に使うお金の平均は18万円 お盆休みに会ったらおじいちゃん、おばあちゃんの出費いくらに
2025/8/11 16:00 J-CASTニュース

お盆休みに孫と会うおばあちゃん、おじいちゃんが多いことだろう。会えばおこづかいをあげたり、プレゼントを買ってやりたくなる。最近はお正月の「お年玉」になぞらえて、「お盆玉」と言ったりするらしい。みなさん、孫にいくらくらいあげているのか。
孫の年齢によって金額に差をつける
祝儀袋などのメーカー「マルアイ」の「2025年お盆玉に関する実態調査」によれば、孫(ひ孫)にあげる予定のお盆玉は1000~4999円というのが最も多く40.1%、5000~9999円は13.8%、1万円以上も12.6%いる。1000円までという回答も2割以上あり、孫の年齢によって金額に差をつけているようだ。
雑誌「ハルメク」のシンクタンク「生き方上手研究所」によると、お盆玉も含めて、おばあちゃんが1年間に孫に使うお金の平均は約18万円。使い道は「お年玉・お盆玉」のほかは、「食事」と「モノを買い与える」が多い。三世代みんなでおいしいものを食べに行って、その食事代を出しているらしい。
贈って失敗が多いのはおもちゃ、ゲーム機
プレゼントは孫の年齢が上がるにつれて減る。未就学の孫には約7割がプレゼントを買っているが、中学・高校生になると現金で渡すが8割以上になる。「好きなものを買いたいから、おカネでちょうだい」というわけだ。
そもそもプレゼントは難しい。欲しがっているだろうと思って買ってやっても、外れることが少なくないからだ。大協薬品の情報サイト「なごくら」編集部によると、孫に贈って失敗が多いのは「おもちゃ」「ゲーム機」などだという。子どもはおもちゃなら何でも喜ぶと思ったら大間違い。人形が嫌いな女の子だっている。ゲーム機はさらに難しい。孫が友だちと夢中になっているゲームをよく知らないまま、人気の機種らしいからとプレゼントしても、見向きもされなかったりする。おもちゃもゲーム機も一緒に買いに行って、代金を払ってやるというのがいいのかもしれない。
それにしても、年間18万円も孫のために使うのは、ずいぶん多いように思えるが、じつは孫のための「貯金・投資信託」「学費・教材」「塾や習い事の月謝」が含まれている。つまり、孫のためというより、親の娘・息子世帯の教育費負担を助けてやっているというわけである。この夏、おばあちゃん・おじいちゃんにいっぱい感謝してほしいなあ。
(シニアエディター 関口一喜)