「最悪の政策!」顔を真っ赤にしてかみついた橋下徹氏 「おこめ券配布」に激烈ダメ出しした根拠

J-CASTニュース

   高市内閣は17兆円規模の「総合経済対策」を閣議決定するが、目玉は「おこめ券」。地方自治体向けの重点支援地方交付金を拡充して、学校給食の無償、プレミアム商品券、LPガス・灯油給付などとともに、おこめ券の配布を推奨事業としている。地方交付金を増やすから、そのお金でおこめ券を配ってほしいというのである。

莫大な作業が発生して、遅くなる

   これに「最悪の政策!」と顔を真っ赤にしてかみついたのは元大阪府知事の橋下徹氏(弁護士)だ。2025年11月18日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ・日本テレビ系)で、「現金を地方の役所に渡すんだったら、国民に直接渡せばいい」と主張した。

   司会の宮根誠司さんもその勢いに驚いて、「最悪?それ」と聞き返す。橋下氏はその理由としてこう語った。

「まず、地方に渡すということをやると、そこでは莫大な作業が発生するのと、(配布決定は)地方議会を通さなきゃいけないので、4月からになります」

と説明した。

お金は業界に届いて、住民に届くとは限らない?

   さらに驚く反対理由は、その交付金が(おこめ券として)地方の住民に届くとは限らないから。なんと、「地方(自治体)が国民にお金を渡さずに、この業界に、この業界に、この業界にと、まさに選挙を意識して、知事、市長が勝手にそのお金を業界の方に流しちゃうんですよ」というではないか。元知事、元市長の橋下氏が言うのだから間違いあるまい。

   「それだったら、国民に直接渡した方が、よっぽどましですよ。国民に渡して、後はみんなで生活をどうするか考えてねっていうほうが、すっきりすると思うんですよ」と、橋下氏は最後はにっこりして話した。たしかに、そっちの方が納得がいく。

(シニアエディター 関口一喜)

記事提供元:タビリス