「ポケカ」コラボ大混乱のマクドナルド、予定の「ほんのハッピーセット」も延期 対策では「購入数のより厳格な制限」
2025/8/27 13:45 J-CASTニュース

マクドナルドが2025年8月26日、ハッピーセット関連施策の見直しに関する声明を公開した。
「転売ヤー」の目撃情報も相次ぐ
ハッピーセットは主に子どもを対象としているものの、昨今では人気のキャラクター類とのコラボ商品なども展開し、幅広い年代に人気を博している。
8月8日に発売された「ポケモン」のハッピーセットでは、9日からの3日間に配布した「ポケモン カードゲーム MEGA」をめぐり、混乱が発生。マクドナルド側は「おひとりさま5セットまで」の購入制限を設けるも、SNSでは「購入できなかった」などとする報告が続出したほか、大量のハッピーセットを購入する「転売ヤー」の目撃情報も相次いだ。フリマサイトでの高額転売も問題となった。
こうした騒動を受け、マクドナルドは11日、「このたび実施いたしましたハッピーセット『ポケモン』ポケモンカードキャンペーンにより、一部のお客様による転売を目的とした大量購入や、それに伴う店頭ならびに店舗周辺での混雑・混乱の発生、またご注文いただいた食品の放置・廃棄といった事象が発生したことを確認しております」とし、騒動を謝罪。「購入数のより厳格な制限」や「フリマアプリ運営事業者様との継続的な協議」といった対策を行うとしていた。
「金目の価値のあるおまけは、なくして...」の声も
さらに、マクドナルドは26日、「当社はハッピーセット関連施策見直しの一環として、8月29日(金)開始を予定しておりましたハッピーセットのキャンペーンの実施を見送ります」と発表した。
すでに20日にキャンペーンの見送りを発表していた「ハッピーセット『ワンピースカード』」に加え、「ほんのハッピーセット『シナモロールとあそぼう!』」も一時見送りとなる。絵本「シナモロールとあそぼう!」のみ、9月12日に延期する形で提供する予定だという。
期間中にハッピーセットを購入したユーザーには、過去のキャンペーンで提供したおもちゃなどを提供する。
SNSでは、「一部のクソ転売ヤー達のせいで、善良なハッピーセット大好き民は大変迷惑してます」「ハッピーセット ワンピカードだけでなくシナモロールも延期に...結局、誰もハッピーにならない展開に」など、落胆の声が相次いだ。また、「子供がハッピーになるセットなんだから、転売ヤーが群がるような金目の価値のあるおまけは、なくしていっても良いかもねぇ」「本当に幼い子供だけが欲しがるおもちゃがあるように思います。前回は購買意欲を煽りすぎている印象も持ちました」などの意見も寄せられた。