タクシーを「お得に賢く」乗りこなす 値引きはないけれど...「払い方」ひとつで変わる
2025/8/30 16:00 J-CASTニュース

こう猛暑続きだと、普段は歩く距離なのについタクシーに乗ってしまう。しかし、タクシー料金も最近は高く、どんどんメーターが上がってたちまち2000円、3000円......。少しでも安く乗る裏技はないものか。
1万500円分の券を1万円で販売
残念ながら、タクシー料金に値引きはない。運輸局が認可した料金、つまりメーターに表示された金額を、運転手はおまけしてはいけないし、乗客は全額しっかり支払わなければいけない。
でも、あきらめてはいけない。安く乗る裏ワザはないが、お得に乗る裏ワザはある。
ひとつは配車アプリのクーポン。配車アプリには「GO」「DiDi」「S.RIDE」「Uber Taxi」などがあるが、初めて利用するときや友達紹介でクーポンが付く。
また、クーポンプレゼントのキャンペーンもあり、これらを貯めて使えば割安に利用できる。たとえば、GOアプリは新規登録で500円分、友達紹介で2000円分のクーポンが付与される。2500円までは料金タダということだ。
紙のクーポン券のお得購入という裏ワザもある。タクシー会社によっては1万500円分の券を1万円で販売したりしているので、これで支払えば乗車料金は5%引きということである。金券ショップで安く購入できればさらに割安となるが、サービスを導入している会社やタクシー団体は多くなく、全国どこでもというわけにはいかない。
バーコード決済やクレカ払いで割引も
PayPayなどのバーコード決済、クレジットカード払いにすると、ポイント分が割引きということも。現金のやり取りがなく、カードリーダーにかざすだけなので、ワンメーターでもこっちのほうが手軽という運転手が多くなっている。
大手タクシー会社は採用していないが、往復割引というサービスもある。行き帰りが同じタクシー会社で同じ乗車区間なら、行きのタクシーで「往復割引証」を受け取り、復路(帰り)の乗車時にそれを見せると、帰りの料金が割り引かれる。
最近は乗車前に目的地までの料金が提示されるので、メーターが上がりそうなちょっと手前で降りて、我慢して少しだけ歩くというケチケチ作戦もありか。
(シニアエディター 関口一喜)