百花繚乱。参加必須のテックイベントはこれ! 2025年第一四半期編集部が選ぶ国内外のスタートアップ・イノベーションイベント ITイベントレポート:TIDE&WAVE
2025/1/7 11:38 ジョルダンニュース編集部
CES(アメリカ)、MWC(スぺイン)のメガ見本市はもとより、国内は初開催「TechGALA Japan」が楽しみだ!
2025年が幕を開けた。スタートアップやテクノロジーの世界では、今年も進化とイノベーションの波が押し寄せ、世界を変えるような新しいプロダクトやサービスが次々と誕生するだろう。そんな中、世界中のイノベーターたちの熱気が渦巻く場所、それがスタートアップイベントだ。業界の最新トレンドを掴み、未来を創造する熱気に触れ、新たなビジネスチャンスを発見するために、今年も多くのイベントが開催される。1~3月で注目すべき国内外のイベントを編集部がピックアップした。
年明け早々に開催されるのは、ラスベガスでの「CES 2025」(1月7日~1月10日)だ。世界最大級のテクノロジー見本市として知られているが、近年は人工知能(AI)、モビリティ、ヘルステックなど、家電の枠を超えた最新テクノロジーが集結する場となっている。
CESは今年、日本の大手企業の存在感が感じられる年になりそうだ。パナソニックホールディングスは2013年以来12年ぶりに、メインのキーノート(基調講演)に帰ってくる。楠見雄規社長兼グループ最高経営責任者(CEO)が現地時間1月7日午前に講演する。トヨタ自動車は、豊田章男会長が、本番期間前のメディアデーで、講演する。2020年以来5年ぶりだ。静岡県裾野市で建設中の実験都市「ウーブン・シティ」の進捗を説明する見通し。進捗状況を対外的に説明するのは昨年5月のパリ・ビバテクノロジーに続くもので、今回は、豊田会長が直接語りかける。また、エウレカパークという会場を中心に、スタートアップも約1400社が参加する。世界各国から集まるスタートアップの新しいイノベーションを目の当たりにすることができる。
3月に入ると、スペイン・バルセロナでは世界最大のモバイル関連見本市「MWC 2025」(3月3日~3月6日)が開幕する。同時開催されるスタートアップイベント「4YFN 2025」も注目だ。世界中から選りすぐられたスタートアップとの出会いや、投資家とのネットワーキングの機会は、新たなビジネスチャンスに繋がるだろう。アメリカ・オースティンで開催される「SXSW 2025」(3月7日~3月15日)は、音楽、映画、インタラクティブを融合させた祭典として知られる。テクノロジーやスタートアップだけでなく、社会のあり方に関する議論も充実している。
日本国内では、愛知県名古屋市で開催される「TechGALA Japan(テックガラジャパン)」(2月4日~2月6日)に注目だ。愛知県と名古屋市が実質的に共催するイベントで、今年が初開催となる。スタートアップや投資家、大企業など、イノベーションに関わる様々なプレイヤーが集結するビジネスカンファレンスだ。東京で昨年から始まったスタートアップイベント「SusHiTech(スシテック)」と比肩するようなイベントを目指す。
東京で開催されるフィンテックサミット「FIN/SUM(フィンサム)」(3月4日~3月7日)は、国内最大級のフィンテックカンファレンスだ。日本経済新聞社と金融庁の共催で今年で9回目となる。フィンテック分野の最新動向やビジネス機会に関する情報収集に最適だ。「FIN/SUM」前後には、金融庁が主導するJapan Fintech Weekも開催される。
同じく東京で開催される「Takeoff Tokyo(テイクオフ東京)」(3月25日~3月26日)は、国際色豊かなスタートアップカンファレンス。フィンランド・ヘルシンキで開催されているSLUSH(スラッシュ)の日本版イベントの流れをくむ。英語を”公用語”とするグローバルイベントで、海外からの登壇も多い。
2025年も、国内外で開催されるスタートアップイベントは、新たな出会いと発見をもたらすだろう。積極的に参加し、イノベーションの最新潮流を体感しよう。
(ジョルダンニュース編集部)