JR西日本 忘れ物チャットボットの多言語対応サービスを開始

ジョルダンニュース編集部

西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)は2月12日から、忘れ物チャットボットの多言語対応サービスを開始する。現在は日本語のみに対応しているが、サービス開始後はチャットボットに英語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語で問い合わせできるようになる。営業時間内はリアルタイム翻訳を用いてオペレーターによるチャット対応も行う。4月13日の大阪・関西万博開催に向け、訪日外国人の利便性向上を目指す。

JR西日本の忘れ物チャットボットサービスは「忘れ物をしてしまったが、仕事が忙しく、電話をする時間がないのでインターネット上から問い合わせをしたい」という利用者の声に応える形で始まった。訪日外国人にとってもチャットボットという入り口があることで、忘れ物捜しが手軽で簡単なものになることが期待できる。

日本政府観光局が発表した2024年の訪日外客数は3600万人を超え、過去最多を記録した。訪日外国人の増加に伴い、忘れ物も増えることが予想される。忘れ物の発見が円滑に進めば、荷物の保管などにかかるコストも削減できる。JR西日本も今回の取り組みをSDGs(持続可能な開発目標)に貢献するものと位置付けている。

人口減少が加速する日本において、技術による業務効率化は今後も進むだろう。

記事提供元:タビリス