エールフランス、羽田線に最上級ファーストクラス「ラ・プルミエール」新仕様を導入 日本市場への投資を強化

ジョルダンニュース編集部

エールフランス航空は、パリ―東京(羽田)路線において、1機にわずか4席のみを配置した最上級ファーストクラス「ラ・プルミエール」の新型スイートを導入し、今年3月より毎日運航を開始した。これに伴い、新ファーストクラスのモックアップの公開とエールフランスの世界観を体感できる特別イベント「AIR FRANCE, ELEGANCE IS A JOURNEY」展を、3月19日から20日にかけて東京都渋谷区で開催した。

最上級ファーストクラス「ラ・プルミエール」

新たに導入された「ラ・プルミエール」は、現在の航空業界で唯一となる窓5つ分のスペースを占有するフルモジュール式のスイート空間である。アームチェアのほか、長さ2メートルのフルフラットベッドに展開可能なシェーズ・ロング(長椅子)を備えている。床から天井までの厚手のカーテンを閉めることで、完全な独立したプライベート空間を確保できる仕様となっている。また、機内食には三つ星シェフ監修のフランス料理が提供されるほか、ミクソロジストのマティアス・ジロー氏考案のオリジナルカクテルや、ピエール・エルメ氏監修のデザートなど、空の上でも最高峰の美食(ガストロノミー)体験を提供する。

同社にとって日本市場は極めて重要な拠点と位置づけられている。特別イベントのオープニングに合わせて来日したアンヌ・リガィユ最高経営責任者(CEO)は、「東京、そして日本はエールフランスにとって重要な就航地であり、1952年の東京、70年の大阪への就航以来、約75年にわたり人々・文化・経済をつなぐ架け橋としての役割を担ってきた」とこれまでの歴史を振り返った。さらに、「日本は当社にとって戦略的に重要なマーケットだ。現在、パリ・シャルル・ド・ゴールと日本を結ぶ便を週21便運航し、世界170以上の都市への乗り継ぎ機会を提供している。『ラ・プルミエール』の新プロダクトの提供をはじめ、引き続き日本市場向け投資を強化していく」と明言し、需要の高まりに応じてさらなる高付加価値サービスの拡充に意欲を示した。

エールフランスのアンヌ・リガィユ最高経営責任者(CEO)(同氏のLinkedinから)

顧客体験の向上についても余念がない。ファビアン・ペルース カスタマー・エクスペリエンス上級副社長は、同クラスの魅力について「機内だけでなく、専用チェックインからプライベートラウンジまで、地上サービスから空の旅までエールフランスのホスピタリティでおもてなしする旅行体験を提供している」と説明した。加えて、「ラ・プルミエールの根底にあるのはお客様に寄り添ったおもてなしを提供したいというエールフランス社員であり、クルーの心だ。地上から機内まで、きめ細やかな心配りを通じて、フランス流の“旅の芸術(アール・ド・ヴィーヴル)”を体現した体験をお届けする」と挨拶し、ハード面だけでなくソフト面での徹底した差別化を強調した。

3月に東京で開催された特別展示では、新キャビンのモックアップ展示やその実現までの道程を描いたドキュメンタリー映画の上映が行われたほか、同社の歴史を彩る「ヘリテージ・コレクション」が公開された。クリスチャン・ディオールやクリストバル・バレンシアガといった世界的メゾンがデザインした歴代のユニフォームが集結したほか、今年で初就航から50年を迎えた超音速旅客機「コンコルド」の実物シートやアメニティもフランス国外で初めて展示され、長谷川京子さんら著名人も一足先に会場を訪れ、その洗練された世界観を楽しんだ。

特別イベント「AIR FRANCE,  ELEGANCE IS A JOURNEY」展の会場外観

エールフランス航空/KLMオランダ航空 日本・韓国・ニューカレドニア支社長のボリス・ダルソー氏は、同イベントの開催に際して、「新しい『ラ・プルミエール』スイートの体験をテーマとした展示会のプレビューオープニングに皆様を迎えることができてとても嬉しく思っている」と語り、日本の顧客へ向けた最高級ブランドの浸透に手応えを見せた。

初就航から50年を迎えた超音速旅客機「コンコルド」のファーストクラスの実物シート
記事提供元:タビリス