ニューヨーク人情酒場 寿司職人が攻略対象の乙女ゲー状態な職場! サイケデリック神絵師ヤスさんの琴線に触れたのはあのアーティスト
2024/5/25 3:26 SUUMOジャーナル
一見華やかな大都会、ニューヨークでの暮らし。しかし、生活にはお金がかかる!
生活を維持するために多くの移民が働く場所、それは飲食店。
単身やってきたニューヨークで飛び込んだ先は大衆酒場。愉快な同僚と寿司との出会い、そして別れ。
仕事って、生活って、幸せってなんだろう?そんなことを考えながら寿司を巻く日々のこと。
パラグアイ人のオーナー・ルイスが職場に抱えている日本人寿司職人は3名。みなさんとても優しくて話しやすい方ばかり、そして全員が職歴30年以上の大ベテラン。
そんな偉大な方々にもかかわらず、かなりフランクでお互いを思いやっており、職場はとても和やかな環境です。それにしても個性のベクトルが全く違う方向に行き過ぎて、見方によっては乙女ゲーじみた環境ですね(ただし全員60代以上)。
NYにおける日本人コミュニティはとても狭く、同じ業種や年代でお互いを助け合っている節があります。
一度業界に入ると繋がりができるので、仕事を一旦離脱してもその後また同じ業界で何か紹介してもらえるということが大いにあります。
逆に、すごく狭いコミュニティなので噂話は一瞬で広がってしまうともいえるため、日頃の行いには注意が必要です。
まあ、目立った悪いことをしない限りは生きていけると思いますが。
NYで寿司一筋40年以上のヤスさんをブルピジジイとして紹介してきましたが、絵描きなこともあってか、そこはかとなくサイケデリックです。主な議題は宇宙、自然、そして新しい学校のリーダーズ。新しいものに目が向いていますね!
寿司職人さんはみんながみんなトシさんのようにフレンドリーな印象というわけではありませんが、あらゆる意味でヤスさんの存在はかなり稀有(けう)だと思います。それにしても前の職場で一緒に働き始めた時はこんなに長い付き合いになるとは思っていなかったなぁ。
作者:ヤマモトレミ
89年生まれ。福岡県出身。2017年、勤めていた会社の転勤でニューヨークに移住。仕事の傍ら、趣味でインスタグラムを中心に漫画を描いて発表していたところ、思った以上に楽しくなってしまい、2021年に脱サラし本格的に漫画家としての活動を開始。2022年にアメリカで起業し個人事業主になりました。アメリカで食っていくために寿司をやっていくことを決意し、週4ブルックリンで寿司をつくっています。
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