エイプリルフールの新形態? ジャンカラの3月末「フライング投稿」にツッコミ続々...ちょっと違う「CEO」が明かした思い

J-CASTニュース

   エイプリルフール企画での「炎上」リスクが指摘され、行わないことを宣言している企業も現れるなか、3月31日に「フライング」してしまった企業がある。関西や九州を中心に展開するカラオケチェーン「ジャンカラ」だ。「カラオケ店から『枝豆専門店』へ業態変更する」と投稿した。

   ジャンカラを運営するTOAIの「CEO(Chief Edamame Officer)」は取材に、「明日まで待ちきれなかった」と明かす。

3月31日に「『枝豆専門店』へ業態変更」発表

   ジャンカラ公式Xは3月31日、「このたび当店は、時代の流れとお客様からの多くのご要望を受け、【4月1日】よりカラオケ店から『枝豆専門店』へ業態変更することとなりました」とまさかの発表をした。

   「なお、マイクは引き続きご利用いただけますが、主な用途は『うまい』などの発声用となります」という。さらに、「枝豆専門店」用のロゴマークもお披露目。マイクを持った人のイラストの上に「KARAOKE・ROOM」の文字が入ったロゴマークが、枝豆を持った緑色の顔の上に「EDAMAME・BOOM」の文字が乗ったロゴマークになっていた。

   続く投稿では、枝豆が全員に当たるという「ジャンカラ枝豆まみれくじ」のキャンペーンも案内した。

   ジャンカラ公式Xの投稿には、「エイプリルフール1日前倒し(?)は初めて見ました」「フライングだよ」「予約投稿失敗した?」「えっ?今日4/1だっけ?」など、ツッコむ声や笑いの反響が寄せられた。

   ジャンカラ公式Xは翌4月1日、

「この度、当店が『カラオケから枝豆専門店になる』とご案内した件につきまして、事実と異なる内容をお伝えしてしまい、誠に申し訳ございません。結論から申し上げますと、当店は枝豆専門店にはなりません。皆様に無用な混乱と、必要以上の期待を抱かせてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます」

と、謝罪し、「ネタバラシ」した。なお、キャンペーンは実際に実施するという。

   また、「枝豆専門店」の発表直後にはフォロワーが「大変増加」したといい、「枝豆の集客力に対し、関係者一同あらためて敬意を抱いております」と明かした。

「明日まで待ちきれなかった、という気持ちも少しあります」

   なぜ、ジャンカラ公式Xは4月1日と日付が決まっているエイプリルフールを「フライング」してしまったのだろうか。

   J-CASTニュースがジャンカラを運営するTOAIに取材を申し込むと、「CEO(Chief Edamame Officer)の高山」氏から回答があった。

「エイプリルフールは1日限定のお楽しみですが、それだと楽しめる方が限られてしまうかもしれないと考えました。できるだけ多くの方に、少しでも長く楽しんでいただきたいと思い、今回はフライング気味に投稿いたしました」

   続けて、「明日まで待ちきれなかった、という気持ちも少しあります」と本音もこぼした。

   投稿後、フォロワーは約1万2000人増加したといい、「思っていた以上に多くの方に反応していただき、大変驚いております。この投稿をきっかけにアカウントを知ってくださった方も多く、私としてもとても嬉しく感じております」と明かした。

エイプリルフール企画、「クスッと楽しんでいただけるかを大事に」

   昨今は、エイプリルフール企画による炎上リスクも指摘されている。例えば25年はほっかほっか亭が「ライスを販売停止します」と投稿。「#エイプリルフール」のハッシュタグを付けていたが、米高騰の社会情勢と重なり、批判が寄せられた。

   ほっかほっか亭のXアカウントは、4月1日は19時時点で何も投稿していない。ほかにも、熊本タクシーのXは炎上リスクに言及しつつ、エイプリルフール企画を行わないことを宣言している。また、井村屋のXも、「例年通り」としつつエイプリルフール企画をしないと伝えている。

   こうした企業もあるなか、エイプリルフール企画を行った理由とは。

   CEO(Chief Edamame Officer)の高山氏は、「たしかに、エイプリルフールの投稿は受け取られ方が難しい面もあると感じております」と一定の理解を示しつつ、

「そのため、ただ驚かせることを目的にするのではなく、見た方にクスッと楽しんでいただけるかを大事にしながら発信いたしました。今回については、これまでの流れや企画の雰囲気も含めて、前向きに受け取っていただける内容だと考え、投稿を決めました」

   と、考えを明かした。今後についても、「皆さまに楽しんでいただけることを第一に考えながら、遊び心のある発信は続けていければと思っております。エイプリルフールに限らず、『ちょっと面白いな』と思っていただける企画をこれからもお届けできれば嬉しいです」とした。

記事提供元:タビリス