NATOは「北米条約機構」?ニューヨーク・タイムズ紙が大恥 トランプ氏も反応「採用基準や教育水準は著しく低下」
2026/4/5 12:15 J-CASTニュース

米ニューヨーク・タイムズ紙が2026年4月4日(現地時間)、3日に掲載した記事をめぐる謝罪と訂正を行った。「NATOの名称を誤って記載してしまった」という。
「ニューヨーク・タイムズは、NATOが何の略か知っているのだろうか?」
波紋を広げているのは、同紙が公開した「A North American Treaty Organization With-out America?(アメリカ抜きで『北米条約機構』は成り立つのか?)」との見出しだった。
この見出しは「トランプ氏がNATO離脱をほのめかすたび、NATOは空洞化していく」との記事に関するもので、本文からすると、本来であれば「アメリカ抜きで『NATO(北大西洋条約機構)』は成り立つのか?」となる。
しかし、「North 【Atlantic】 Treaty Organization(北大西洋条約機構)」とすべきところ、実際の紙面では「North 【American】 Treaty Organization(北米条約機構)」と表記されていたのだ。
誤った見出しが印刷された紙面の写真はSNSで拡散された。アメリカのニュースメディア「POLITICO(ポリティコ)」の編集者、サーシャ・イッセンバーグ氏による「ニューヨーク・タイムズは、NATOが何の略か知っているのだろうか?」との投稿には、2500件以上のリプライ、4.6万超の「いいね」が寄せられた。
現地読者からは、あきれる声のほか「生成AIによる偽画像ではないか」との指摘が飛ぶ事態となった。
「『フェイクニュース』攻撃を絶えず繰り返しているせいで、発行部数が激減」
ドナルド・トランプ米大統領も、自身が手がける企業が運営するSNSサービス「Truth Social(トゥルース・ソーシャル)」で、本件に言及した。
「愛すべき大統領である私に対し、信頼性のかけらもない『フェイクニュース』攻撃を絶えず繰り返しているせいで、発行部数が激減している『ニューヨーク・タイムズ』紙は、著しく弱体化し極めて信頼できない『パートナー』であるNATOを、『北米条約機構』と表記してしまった。正しい名称は『北大西洋条約機構』だ――実に興味深い間違いだ!」
「ニューヨーク・タイムズ紙の採用基準や教育水準は著しく低下してしまった。(同紙のスローガン)『印刷に値するすべてのニュース』を取り戻し、アメリカを再び偉大にしよう!」としている。
「正しくは『北大西洋条約機構(NATO)』であり、『北米条約機構』ではありません」
ニューヨーク・タイムズ紙の公式Xアカウントは4日、イッセンバーグ氏の投稿に対し「明日の紙面にて訂正記事を掲載します」とリプライした。
「金曜日に掲載された、トランプ大統領によるNATO離脱の脅しに関する記事の見出しにおいて、同組織の正式名称が誤って記載されていました。正しくは『北大西洋条約機構(NATO)』であり、『北米条約機構』ではありません」
同紙は5日、同紙の広報担当者であるチャーリー・シュタットランダー氏の名前を添え、黒い背景に白い文字で書かれた書面を公開した。
「金曜日に別の投稿でお伝えした通り、紙面の見出しでNATOの名称を誤って記載してしまいました」とし、訂正の流れについて「誤りが生じた場合、編集部では原因を検証し、読者に正確な情報を伝えるための訂正記事を作成します。その後、記事内の誤りを修正し、訂正記事を掲載します」と説明。
「当紙は誤りを真摯に受け止め、その訂正を確実に行うための専任の編集担当者を配置しています」といい、「透明性は、説明責任を果たす独立したジャーナリズムの礎であり、約1,300万人の購読者をはじめ、毎週『ニューヨーク・タイムズ』を訪れる数千万人の読者に対する当紙の約束でもあります」とコメントした。









