日経平均株価、初の7万円突破 米・イラン「合意するかどうかはわからない。楽観し過ぎでは」とエコノミスト警鐘

J-CASTニュース

   アメリカがイランとの戦闘終結に向けて合意したことを受けて、日経平均株価が2026年6月16日に初の一時7万円を突破した。2026年6月17日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演したエコノミストの崔真淑さんは「楽観し過ぎではないか」と最高値更新が続く現状に疑問を呈した。

「本当に合意するかどうかはわからないので、ちょっと楽観し過ぎではないかなと思う」

   MCの伊藤利尋さんは「株価は必ずしも中東情勢だけのせいで上がるわけではないが、やはり中東に関しても(今回のアメリカ・イランの合意で)『あ、大丈夫』と市場は見ているということか」と問う。

   崔さんは「いったんは合意するかもという話で原油の先物価格も下落しているので、これから企業の生産コストも下がる、利益も出しやすくなるのではないかということであわてて買い戻しているという動きはある。ただ、本当に合意するかどうかはわからないので、ちょっと楽観し過ぎではないかなと思う」と警戒感を示した。

   原油先物価格の動静は、1バレル76.05ドルで2日連続の大幅安となり、3カ月ぶりの安値水準となった。伊藤さんは「ただ、『先物』なわけですぐに中東から原油がどんどん入ってくる。元に戻るのかというわけでは決してない」と話す。

   今も日本関連船舶は38隻が足止め状態となっているホルムズ海峡の現状を紹介、そしてこれらの船が安全に通るためにはイランによって設置された機雷を除去する必要があることに触れた。

「外交上の合意と現実の経済の動きは全く別物」

   崔さんは「しかも日本だけでなく海外の報道をみると、およそ500隻のタンカーが滞留しているという。そうすると、保険をどうするか、安全確認大丈夫かということを考えると最短でも数週間、7月以降からやっと通常運転するのではないかとみたほうがいい」と話した。

   さらに「外交上の合意と現実の経済の動きは全く別物」と話し、急激な株価上昇には懐疑的な見方を示した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

記事提供元:タビリス