初詣は鉄道ダイヤに注意 気を付けるポイントは?

ジョルダンニュース編集部

2024年も残すところあとわずか。大晦日から元旦にかけて、二年参りの形で初詣に行く人もいるだろう。予定を立てるにあたって注意したいのが鉄道各社のダイヤだ。コロナ禍以降、大晦日の終夜運転を実施しない路線もある。目的地に到達できない、到達できても帰れないということが起こりうる。

例えば浅草寺へは、東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス、都営浅草線の各駅が最寄りだ。しかし、いずれも大晦日の終夜運転・終電繰り下げは実施しない。終電後は上野など、終夜運転を実施する路線のある駅から徒歩で行き来するしかない。

浅草寺 2024年1月撮影

西新井大師も、最寄り駅のある東武スカイツリーライン・大師線、日暮里・舎人ライナーが終夜運転・終電繰り下げを実施しない。
川崎大師も同様だ。最寄り駅のある京急大師線は終夜運転・終電繰り下げを実施しない。
いずれもかつては終夜運転や臨時運転が実施されたが、コロナ禍以降、様相は変わった。どちらも代替となる駅がないため遠方からの二年参りは難しい。

JR東日本は比較的広範に終夜運転・臨時運転を実施する。明治神宮(代々木駅)、成田山新勝寺(成田駅)、神田明神(御茶ノ水駅)、鶴岡八幡宮(鎌倉駅)などに行ける。いずれも初詣の人出が多い寺社として知られる。早い時間に向かってみるのも良いかもしれない。

山に目を向けると、高尾山薬王院に向かう高尾山ケーブルカーが終夜運転を実施する。京王電鉄は新宿から、ケーブルカーの最寄り駅となる高尾山口駅まで終夜運転を実施するほか、臨時座席指定列車「京王ライナー迎春号」も運行する。
武蔵御嶽神社に向かう御岳山ケーブルカーは23時から翌7時30分までの特別ダイヤを実施する。最寄り駅の御嶽駅へはJR青梅線が臨時運転を実施し、ケーブルカーと御嶽駅を結ぶ西東京バスも臨時運行する。
初詣とともに初日の出鑑賞も良い。

高尾山薬王院の御本堂 2022年12月撮影

関西方面も大晦日のダイヤは充実している。伊勢神宮、橿原神宮へは近鉄が特急も含めて終夜運転や臨時運転を実施する。名古屋、大阪、京都からのアクセスに困ることはないだろう。住吉大社へも南海本線が終電繰り下げを実施する。

路線によって終夜運転や終電繰り下げの実施状況は全く異なる。初詣の名所であっても行き帰りのダイヤは事前に確認しておくのが良いだろう。

年末年始の鉄道各社ダイヤは、当社がまとめた「大晦日年末年始ダイヤ情報」に詳しく記載している。下記URLでアクセスできる。
https://www.jorudan.co.jp/info/oomisoka/

記事提供元:タビリス