これからの多文化共生について考える「ルビフルシンポジウム2025」開催レポート

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~外国ルーツの方の教育や就業における課題をテーマに議論~

社会にふりがな(ルビ)を適切に増やすことで、あらゆる人が学びやすく、多文化が共生する「ルビフル」な社会づくりを目指す一般財団法人ルビ財団(所在地:東京都港区、代表理事:伊藤豊、以下ルビ財団)は、2025年7月13日に、これからの多文化共生について考える「ルビフルシンポジウム2025」を開催したことをお知らせします。

当日は120名の教育関係者、企業・行政関係者などが参加。トークセッションを通じて今後の多文化共生のあり方を共に考える貴重な機会となりました。
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◆開催概要
イベント名:これからの多文化共生について考える「ルビフルシンポジウム2025」
テーマ:「外国ルーツの方の教育や就業における課題と対策」
日時:2025年7月13日(日)15:00-17:00(開場14:30)
場所:上智大学四谷キャンパス(6号館205教室)東京都千代田区紀尾井町7-1


◆トークセッションの様子
メインパーソナリティのサヘル・ローズ氏の進行のもと、3つのトークセッションを実施しました。

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■基調トークセッション

・スピーカー:
松本 大(マネックスグループ会長、ルビ財団ファウンダー)
西澤 茂氏(上智大学経済学部 教授)

基調セッションでは、教育現場や外国人労働者の就業をめぐる課題に触れながら、「ルビ」が果たす役割について意見が交わされました。年齢・性別・国籍を問わず、すべての人が学びやすく、生きやすい社会の実現に向けた可能性が語られました。

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■第一部トークセッション「外国ルーツの子どもたちの教育における課題と解決策」

・スピーカー:
藤田保氏(上智大学言語教育研究センター センター長)
渡部佳子氏(NPO法人ABCジャパン 教務主任)
白井智子氏(社会起業家/こども政策シンクタンク代表取締役)
湯村帆名氏(ヒューマン・ライツ・ウォッチ シニアオペレーションズオフィサー&アジアオフィサー)

・モデレーター:
伊藤豊(ルビ財団代表理事)

本セッションでは、外国にルーツを持つ子どもたちの教育に関わる4名が登壇。教育現場で生徒や保護者が直面している具体的な課題を取り上げ、デジタルの活用や自治体との連携など、多角的な視点から解決策が議論されました。
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■第二部トークセッション:留学生など外国からの就業者を取り巻く課題と解決策

・スピーカー:
渡部佳子氏(NPO法人ABCジャパン 教務主任)
永持智子氏(学校法人片柳学園 日本工学院専門学校 キャリアサポートセンター センター長)
永澤 済氏(上智大学 言語教育研究センター/大学院言語文化研究科 教授)
成田 茉央氏(NPO法人WELgee)

・モデレーター:
郡 裕一氏(エデルマン パブリック&ガバメント・アフェアーズ日本代表)

第2部では、外国人就業者をめぐる課題について、難民支援や資格取得支援などに取り組む登壇者が、それぞれの立場から現状と解決策を共有しました。資格試験におけるルビの追加や、専門用語をやさしい日本語に置き換えるといった具体的な施策も紹介されました。
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◆参加者の声
「学校現場での課題が、うちだけではなく他にも多くの学校などであることが共有できた。また、学校、教員側からの支援だけでなく、生徒が自立、自主的にコミュニケーションをとれるようになることも考えていきたい。」
「自分の母国語は日本語で、毎日当たり前のように漢字を使ってるからルビの重要さに気づいていなかったけど、このシンポジウムのおかげでルビの重要さに気づくことができた。また、ルビのように意外と身近にあるものを整備することが多文化共生社会の構築に寄与すると思った。」
「ルビがあることで多くの外国にルーツのある方、外国での生活が長い日本人の方の助けになるとは思ってもみませんでした。外国にルーツのある方との関わりが日常ではないですが、今後の生活や仕事の中でより、意識をしてこの問題について考える時間を持ちたいと思いました。」


ルビ財団では、今後も多文化共生の社会づくりに向けた取り組みを推進してまいります。


◆一般財団法人 ルビ財団 概要
出版物及びデジタルコンテンツにおけるルビの普及・活用を促進することにより、 国語能力及び知的好奇心・思考力の向上に寄与するとともに、外国人や障害のある人を含むあらゆる人の暮らしやすい多文化共生の社会づくりに寄与することを目指しています。
所在地:東京都港区新橋2-5-2 goodoffice 新橋
設立:2023年5月24日
代表理事:伊藤 豊
URL:https://rubizaidan.jp/



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記事提供元:タビリス