IHIとVopakが、日本国内におけるアンモニアターミナルの開発・運営に関する合弁事業の立ち上げに向けた共同開発契約を締結

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株式会社IHI(以下IHI)とRoyal(ロイヤル) Vopak(ヴォパック)社(本社:オランダ、以下Vopak)は、新たな合弁事業の立ち上げに向けた共同開発契約を締結しました。両社は、日本国内での拠点整備状況を見据え、2030年度の操業開始を目標とするアンモニアターミナルの開発・運営を行うプロジェクトに参加し、安全かつ効率的なアンモニアの貯蔵およびインフラの開発に注力する計画です。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/89117/256/89117-256-a065c44661f8f5703dd2d605b1a93943-1645x925.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]写真右:IHI代表取締役社長 井手 博 写真左:Dick Richelle, Chairman of the Executive Board & CEO of Royal Vopak

アンモニアターミナルの開発は、輸入したアンモニアを日本国内で受け入れ、貯蔵し、安定的に供給できる体制を整えるためのものです。アンモニアは、発電分野や産業分野における燃料・原料としての利用を通じて、今後普及が進み、日本の脱炭素目標へ貢献していくことが期待されています。  


今回の協業において、IHIグループは、日本のアンモニア貯蔵タンク製造のリーディングカンパニーとして、クリーンアンモニアを中心としたアンモニアバリューチェーンの開発をさらに推進します。Vopakは、世界的なタンク貯蔵およびインフラパートナーとして、アンモニアターミナルの設計・運用における豊富な経験を活用します。


IHIとVopakは、広域的なアンモニアサプライチェーンを日本国内に構築し、アンモニアの多様な活用可能性を検討します。また、海上輸送のハブ機能を担うアンモニアターミナルを活用し、効率的なアンモニア供給体制の構築を目指します。


IHI執行役員事業開発統括本部副本部長兼アンモニアバリューチェーンプロジェクト部長の山本建介は次のように述べています。「Vopakとのパートナーシップのもと、日本国内でのアンモニアターミナル開発・運営に向けた取り組みが新たなステージへと進展することを非常に喜ばしく思っています。両社の技術やノウハウを最大限に発揮し、安全かつ効率的なアンモニアインフラの整備を通じて、日本のエネルギー転換と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。」


Royal Vopak日本法人カントリーディレクターのラース・シャウマンは次のように述べています。「IHIと共に、日本国内のアンモニアターミナルの構築に貢献できることを非常に楽しみにしています。Vopakのグローバル成長戦略には、産業およびガスインフラ、そしてエネルギー転換に必要なインフラが含まれています。現在、Vopakは世界ネットワーク内に6か所のアンモニア貯蔵施設を有しています。」


IHIについて
IHIは、お客さまの新しい価値を生み出すバリューチェーンを創造する企業です。1853年創設の日本初の近代的造船所を起源とし、造船技術をもとに陸上機械、橋梁、プラント、航空エンジンなどに事業を拡大。近年は、資源・エネルギー、社会インフラ、産業機械、航空・宇宙の4つの事業分野を中心に幅広いソリューションを提供しています。発電分野においては、火力発電所向けにボイラやガスタービンなどを製造しており、現在は、脱炭素社会の実現に向けて、アンモニア燃焼技術の開発や、カーボンフリーな燃料アンモニアサプライチェーン構築を推進しています。


Royal Vopakについて
Royal Vopakは、世界の物流を前進させるためのサポートを提供しています。世界各地の港湾で、私たちは日々の生活を豊かにする重要な製品のための貯蔵およびインフラソリューションを提供しています。これらの製品には、家庭や事業所にエネルギーを供給する液体やガス、製品製造に必要な化学品、調理用の食用油が含まれます。これらすべての製品において、当社の世界的なターミナルネットワークが供給と需要のグローバルな流れを支えています。 400年以上にわたり、Vopakは基盤的な変革の最前線に立ち続けています。安全性、信頼性、効率性に注力しながら、新たなつながりと機会を創出し、進歩を促進しています。そして今、当社の才能ある人材は、この姿勢をエネルギー転換の支援に応用しています。パートナーや顧客とともに、私たちは水素、アンモニア、CO2、バッテリーエネルギー貯蔵システム、低炭素燃料・原料のためのインフラソリューションの開発を加速させ、より持続可能な未来への道を切り開いています。Vopakはユーロネクスト・アムステルダムに上場しており、本社はオランダのロッテルダムにあります。

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記事提供元:タビリス