最新の研究成果を反映した決定版『新版 資本論』が電子書籍に
2026/4/1 9:26 共同通信PRワイヤー

2026年4月1日
株式会社新日本出版社
新日本出版社(東京都渋谷区 代表取締役社長 角田 真己)は、カール・マルクス著、日本共産党社会科学研究所監修による『新版 資本論』の電子書籍版の配信を、本年4月1日より順次開始いたします。第1弾として、第1部「資本の生産過程」にあたる第1~第4分冊を同時リリース。30年ぶりの全面改訂を経た『資本論』の最新版が、デジタルならではの利便性を備えて再登場します。
『新版 資本論』特設ウェブサイトはこちら
■30年ぶりに全面改訂した「決定版」が待望の電子化■
カール・マルクスの代表的著作『資本論』は、資本主義社会の仕組みを根本から解き明かし、労働者がどのように搾取されているのか、そして私たちがより人間らしく生きるための道筋はどこにあるのかを明らかにした、人類の知の遺産です。
新日本出版社は1980年代に新書版『資本論』を刊行し、長年にわたり多くの読者に親しまれてきました。その後約30年間に及ぶ世界と日本の研究成果を踏まえ、てマルクス自身の研究の発展史を反映、訳文・訳語・訳注・編集のすべてを見直し、2019年から2021年にかけて全12分冊で刊行されたのが『新版 資本論』です。
今回、電子書籍で配信される第1~第4分冊、『資本論』第1部は、マルクス自身が「一つのまとまった全体」と述べたこともある、『資本論』全体の土台といえる部分です。商品とは何か、価値とは何か、搾取とは何かなどの基本的な問題が根源的に探究され、搾取が強まる仕組みや生産力の発展が社会と労働者になにを何をもたらすかなどを理解する上で大事な解明が含まれています。160年近く前の著作ながら、現代の世界にも多くの示唆を与える驚きの内容です。
■重厚な大著を「手のひら」に。電子書籍ならではの読書体験■
これまで『資本論』といえば、その圧倒的なボリュームから「持ち運びが難しい」「読破のハードルが高い」と感じる方も少なくありませんでした。実際、新版の紙書籍は第1部だけで1300ページを超え、全巻では3800ページ以上になります。こうした点から、より手軽に読める電子書籍化を望む声が多く寄せられていました。
電子書籍化することで、いつでもどこでもシチュエーションを選ばずに読書に集中できるポータブル性を実現しました。もちろん、デジタルならではの検索機能で必要な箇所をすぐに探すことができ、文字サイズの変更や音声読み上げ機能にも対応。本文と原注・訳注をリンクで行き来できるようにもなっています。マルクス畢生の大著に初めて触れる読者を、読みやすさと利便性でサポートします。
■いま『資本論』を読む意義とは?■
近年、『資本論』に新たな注目が集まっています。2024年、約50年ぶりに英語版の新訳が刊行されたアメリカでは各地で読書会が開催され、「第四のマルクスブーム」ともいわれています。資本主義が高度に発達した同国で、『資本論』に向き合うムーブメントが広がっていることは示唆的です。
「なぜ一生懸命働いても生活が楽にならないのか」「なぜ自由になる時間がこんなに少ないのか」「なぜ経済成長の裏で環境破壊が進むのか」──今の日本で生きる私たちが抱えるこうした思いに対し、『資本論』は、資本主義社会の根本的な仕組みを解き明かし、その「肯定的理解のうちに……その否定、その必然的没落の理解を含」むという、非常に興味深い視点をの提供から、その変革と未来社会について、深い見通しを示しています。私たちが、矛盾に満ちた現代社会を生きながら、未来を展望する道はどこにあるかを見定める「羅針盤」として、多くの知的な示唆を与えてくれるのです。
■今後のリリース予定■
今回配信される第1~第4分冊に続き、第5分冊以降も順次電子書籍化が予定されています。全3部12分冊からなる『資本論』の全体像を、デジタル環境で体系的に読むことが可能になります。
新日本出版社は、古典的名著を現代の読書環境に適応させる取り組みに注力し、より多くの方々にその価値を届けてまいります。
*詳細は以下の『新版 資本論』特設ウェブサイトをご覧ください。
https://www.shinnihon-net.co.jp/specials/dk
記事提供元:タビリス









