第5回アジア健康長寿イノベーション賞 受賞団体決定

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日本・韓国の3団体がグランプリに決定

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日本国際交流センター(JCIE、東京、理事長:狩野功)と東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA、ジャカルタ、事務総長:渡辺哲也)は、第5回「アジア健康長寿イノベーション賞」の選考結果を発表しました。

2020年に創設された本賞は、急速に高齢化が進むアジア地域で健康長寿の達成や高齢者ケアの向上に資する取り組みを表彰し、その取組をアジア域内外に広く発信することを目的としています。第5回目にあたる今回は、日本を含むアジア11か国・地域から多数の応募が寄せられ、アジアの有識者で構成される国際審査委員会による厳正な選考の結果、日本・韓国の3団体がグランプリに決定しました。また、準グランプリ・奨励賞として、インドネシア・香港・タイ・ベトナム・フィリピン・日本・韓国の8団体が選出されました。

今回から、高齢社会をめぐる課題の広がりや取組の多様化をより的確に捉えるため、賞の枠組みを刷新し、「ケアとウェルビーイング(Care & Wellbeing)」「社会参加(Social Engagement)」「生活環境(Supportive Environments)」の3部門を新設しました。

第5回の応募の傾向として、高齢者一人ひとりの経験や能力を活かし、地域や社会に関わる機会を生み出すことで、本人の生きがいや地域の活力につなげる取組が多く見られました。また、医療やケアの質の向上や現場の課題解決に向けて、急速に発展するAI技術を活用した取組も増加しました。さらに、ユニバーサルデザインや認知症に配慮したデザインなどを取り入れ、高齢者を含む誰もが暮らしやすい生活環境やまちづくりを目指す事例も寄せられました。

このように、高齢化をめぐる課題への取組は、医療や介護にとどまらず、テクノロジー、地域づくり、社会参加、雇用、生活環境など、社会のさまざまな領域へと広がっています。こうした多様なアプローチが、国や地域を越えて共有され、アジア各地にさらに広がっていくことが期待されます。

なお、表彰式は、2026年11月10日にマレーシア・クアラルンプールで開催します。


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グランプリ
ケアとウェルビーイング部門
東京大学フレイル予防チーム|日本
フレイルサポーター住民主体の「健康長寿と幸福長寿の両立」実現に向けた地域づくり

社会参加部門
NOLLUWA|韓国
地域再生と持続可能性を支える“ローカル・リベロ”

生活環境部門
福岡市役所|日本
認知症の人にもやさしいデザイン
準グランプリ
ケアとウェルビーイング部門
ドクターツール|インドネシア
AIで拓くプライマリ・ケアのデジタル化と健康長寿

社会参加部門
ジンジャーイノベーション|香港
オージンジャー・ストーリーバイツ

生活環境部門
ユニバーサルデザインセンター|タイ
UDCネットワーク―多分野連携による、住み慣れた地域で暮らし続けるためのシステム・イノベーション
ファイナリスト・奨励賞
ケアとウェルビーイング部門
弘前大学|日本 
高齢者・全世代のWell-being 向上に貢献する新たな健診プログラムの展開

社会福祉法人やすらぎ福祉会|ベトナム/日本
ベトナムにおける健康長寿を支える地域主体の介護予防

社会参加部門
釜山広域市|韓国
わたしたちのまちのESGセンター

日本農福連携学会|日本
日本農福連携学会

生活環境部門
AIDFI(オルタナティブ・インディジナス開発財団)|フィリピン
山間地域の水アクセス改善による健康長寿の支援

審査委員会特別選出
上記の受賞11団体とは別に、今回の応募の中から、高齢社会をめぐる重要なテーマに取り組むものとして審査委員会が特に評価した、今後のさらなる展開が期待される以下の日本の3団体を「審査委員会特別選出」として表彰します。

審査委員会特別選出:介護者支援
未来をつくるkaigoカフェ
対話で支えるケア人材のウェルビーイング ― 未来をつくるkaigoカフェ

審査委員会特別選出:次世代リーダーシップ
非営利型株式会社KOTOBUKI
介護現場における「ともに生きるケア」の実践支援プロジェクト

審査委員会特別選出:災害レジリエンス
社会福祉法人慈光会
被災地からつくる新たなスモールタウン
アジア健康長寿イノベーション賞について
アジア健康長寿イノベーション賞は、日本政府によるアジア健康構想(AHWIN)の一環として、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA、ジャカルタ)および(公財)日本国際交流センター(JCIE 、東京・ニューヨーク)が2020年に創設した表彰事業です。アジア地域共通の課題である急速な高齢化に対応する優れた知見を共有し、その実践と応用を支援することを目的として、アジア各国から健康長寿の達成、高齢者ケアの向上に資する革新的な取り組みを募集し表彰するものです。下記の3部門で事例を募集し、それぞれの部門からグランプリおよび優秀賞を選出します。

ケアとウェルビーイング / CARE & WELLBEING:高齢者の心身の健康の保持・増進を図るとともに、介護者や医療・福祉サービス提供者を支援する取組
社会参加 / SOCIAL ENGAGEMENT:高齢者の地域社会への継続的な参加、および世代を超えたつながりを促進する取組
生活環境 / SUPPORTIVE ENVIRONMENTS:高齢者が安心して暮らし続けられる住まい、地域、交通などの環境を実現する取組

現在、アジアはかつてないほどの人口動態の変化に直面しています。2022年の国連統計によると、2050年には、東アジアと東南アジアの65歳以上の人口は5億5700万人に達すると予想されており、これは現在の2倍以上の数字です。急激な高齢化は、アジア全体に社会的・経済的影響を及ぼし、地域の持続可能な成長にとり重要な課題となります。アジア健康長寿イノベーション賞は、地方自治体、民間企業、市民団体、教育・研究機関など幅広い組織が応募することができ、高齢化の多様な課題に対して、革新的で効果的な取り組みを発掘し、後押しすることを目的としています。
ERIAとJCIEは、アジア健康構想を支援し、アジアにおける健康長寿の実現を目指した域内連携の推進を目的として、地域の人々や政策立案者にとって有益となる研究、対話、情報共有を支援しています。アジア健康長寿イノベーション賞の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.ahwin.org/award/
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各受賞事例の詳細概要と写真は以下の公式ページ(英文)に掲載しています。
英文: https://ahwin.org/5th-hapi-winners/
主催者について
(公財)日本国際交流センター(JCIE) https://jcie.or.jp/
東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)https://www.eria.org/
取材の受付・お問合せ先
公益財団法人日本国際交流センター(JCIE)
「アジア健康長寿イノベーション賞」運営事務局
hapi@jcie.org 

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記事提供元:タビリス