目の難病を抱える高校生が「日常の学習環境」で入試に臨むために。共通テストで示されたICT活用による合理的配慮
2026/7/14 11:28 PR TIMES

株式会社LoiLoは、目の難病を抱える受験生(以下、本学生)が、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)において、当社が提供する学習支援アプリ「ロイロノート・スクール(以下、ロイロノート)」の使用が認められた事例を公表いたします。当社が把握する限り、共通テストにおけるロイロノート利用事例は初となります。
本件は制度変更ではなく、個別の受験上の配慮申請に基づくものです。受験生が日常的に使用するICT環境を試験本番でも継続して活用できた実例として、今後の入試運用や合理的配慮のあり方を検討するうえでの参考事例として公表いたします。
ロイロノートを活用した共通テスト受験が実現するまで
本学生は、高校2年生の春に「レーベル遺伝性視神経症(レーベル病)」を発症しました。ミトコンドリアの遺伝子変異により網膜細胞が障害されるこの疾患は、発症から数週間~数か月の間に両目の視力低下と中心視野の欠損が進行するとされています。最初は片目のみでしたが徐々に両目へと進行し、夏には紙の教材での学習が困難となりました。
本学生は高校3年の夏、独立行政法人大学入試センターへ「受験上の配慮申請書」を提出。本学生から当社にも相談いただき、当社から大学入試センターへ検証用アカウントの無償提供やセキュリティ要件の説明を行いました。大学入試センターで審査の上、ロイロノートを活用した共通テストの受験が許可されました。
本学生は、教員から授業資料をロイロノートに配布してもらったり、自習では問題用紙を撮影してPDF化したカードの余白を横に広げ、問題を見ながら同じ画面内に解答スペースを確保したりする方法で学習を続けてきました。間違えた問題は関連する参考書のページをカードで貼り付けて復習するなど、学習情報をロイロノート内で一元管理していました。
2026年1月の共通テスト当日は、用意されたオフライン環境のタブレット上で、ロイロノートを起動し、いつもの学習時と同じ方法で問題用紙のカードにメモをとりながら、試験に臨みました。画面を拡大してもペンの線の太さが変わらないため、文字や線が潰れることなく書き込める点も、視力の低下した状態での受験を支えたといいます。マークシートへの記入は補助者が担当してくれたことで、「いつもと同じように解くことができた」と本人は振り返りました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/24975/258/24975-258-f0d1afd93882f8ef7ca3b53ee59d586b-1999x1336.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]ロイロノートを活用した学習のイメージ画像(※問題は生成AIで作成)
関係者の連携によって実現したICT活用による合理的配慮
共通テスト後、大学の個別試験でも配慮申請を行い、一部を除く複数の試験でロイロノートの使用が認められました。受験生はその後、複数の大学に合格し、2026年4月から大学生活を開始しています。また、現在も個人でロイロノートを利用してくださっています。共通テストでは、障害等のある受験生に対し、個々の症状や状態等に応じた受験上の配慮を行っています。ICTツールやタブレット端末の活用については、配慮申請をするにあたり、事前相談が必要となります。事前相談は随時受け付けており、令和9年度の詳細は下記リンクを参照ください。
※参考:令和9年度大学入学共通テスト障害等のある方への受験上の配慮について
本学生の保護者は次のように話します。「使い慣れた環境で受験できたことが大きかった。同じように困っている受験生に、配慮申請という方法があることを知ってほしい」。
今回の事例は、関係機関がそれぞれの立場で連携し、試験の公平性を担保しながら実現することができた、入試における合理的配慮の可能性を示すものと考えております。合理的配慮におけるICT活用に関するご質問やお問い合わせは、下記の公式サイトからご連絡ください。
ロイロノート・スクール公式サイト:https://n.loilo.tv/ja/contact
※受験生・保護者はご本人の希望により匿名で掲載しています。大学名・高校名についても掲載を控えています。
会社概要
株式会社LoiLo(本社:神奈川県横浜市)は「人々の想像を創造へつなげる」を企業理念とし、子どもから大人まで誰もが直感的に使えるソフトウェアの開発・提供を行っています。授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」は2014年のリリース以来、国内外14,000校以上・約300万人に利用されています。多彩な機能により「思考力・判断力・表現力」を育み、学校教育がよりクリエイティブなものへと変わっていく未来を目指しています。https://loilo.inc/ja/ロイロノート・スクールについて
ロイロノート・スクール※ は、小学校から大学まで、すべての教科で使える協働学習・授業支援プラットフォームです。容量無制限で、学習資料や思考プロセスを記録でき、子どもたちの「考える力」や「学ぶ力」を育みます。資料のやりとりや提出物の管理、思考ツールを活用した深い学び、協働編集による相互参照、自動採点テスト、AIによる高精度なWebフィルタなど、多彩な機能で「個別最適な学び」と「協働的な学び」の両立、教員の負担軽減を実現します。マルチプラットフォーム対応で、国内外約14,000校、約300万人に利用されています。詳しくはWebページをご覧ください。https://n.loilo.tv/ja
※ ロイロノートは、株式会社LoiLoの商標です。
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記事提供元:タビリス









