「画一化された映像美」からの脱却 ~ DJI Osmo Pocketシリーズが切り拓く、Vlogカメラを超えた“コンパクトシネマカメラ”という新しい選択肢 ~

PR TIMES

デジタルビデオカメラカテゴリにおいて、DJIは2026年上半期の販売数量シェアで64%以上を獲得。その中核を担うOsmo Pocketシリーズは、多くのユーザーから選ばれ続けています。

2026年7月28日 - デジタルビデオカメラカテゴリー[1]において、DJIは、2026年1月~6月の半年間で販売数量シェア6割以上を獲得[2]し、同カテゴリーで圧倒的な人気を集めています。その中核を担うのが、手軽さと本格画質を両立するOsmo Pocketシリーズです。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-8b4500303290dd8cb9c1908e4a9c06b3-645x479.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図1:デジタルビデオカメラカテゴリーにおけるメーカー別 販売数量シェア(2026年1-6月合計)。DJIが64.3%を占める。出典:(株)BCN
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-42bfc3cefd44f9f6c147a9c39ca850a2-1058x842.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]図2:デジタルビデオカメラカテゴリーにおける製品別 販売数量シェア。Osmo Pocket 3とOsmo Pocket 4シリーズが約34%のシェアを獲得[2]。出典:(株)BCN
そんな中、2026年6月29日、Osmo Pocketシリーズの最新製品Osmo Pocket 4Pが発売されました。今回は、その新製品を皮切りに、DJIが切り拓く新たなカメラカテゴリーについてご紹介します。

DJI Osmo Pocket シリーズの進化の先に目指すもの

近年、「コンピュテーショナルフォトグラフィー」の進化により、スマートデバイスによる人物撮影は大きく進歩してきました。誰でも手軽に撮れること、見栄えのする映像がすぐに得られることは、映像制作の裾野を大きく広げています。その一方で、過度なHDR合成や一様な肌補正、不自然な色味のフィルター処理によって、映像表現が均質化する傾向も強まっています。こうした画づくりは、人物本来の質感や、その場に流れる空気感までも損なってしまうことがあり、明るい屋外であっても「風景はきれいだが人物の印象が弱い」といった課題につながる場合があります。

これまでOsmo Pocketシリーズは、手軽に持ち歩けて、誰でも簡単に安定した映像を撮れる“Vlogカメラ”として高い支持を得てきました。しかし今回、DJIが新たなOsmo Pocketシリーズにおいて目指したのは、その延長線上にとどまる進化ではありません。日常の記録やVlog用途にとどまらず、映像表現そのものにこだわりを持つユーザーにも応えられる、より上質で、より豊かな描写力を備えた存在へ――。言い換えれば、「誰でも使えるVlogカメラ」から、「誰でも扱えるコンパクトシネマカメラ」へと、その立ち位置を押し広げることでした。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-cf9a051c3b168b35dac91fa99ccdb708-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
そのためにDJIが追求したのは、安易なフィルター表現や単純な美肌補正ではなく、撮影から映像生成までのプロセス全体において「人物」を重視した映像設計です。実際に開発チームが目指したのも、単なるスペック向上ではなく、画質全体の完成度を引き上げることでした。開発メンバーの一人は、「ダイナミックレンジや色再現性など、一部分だけでなく、全体としてどれだけ自然で上質に見えるかを徹底的に追い込んだ」と振り返ります。

コンパクトなボディに凝縮された先進技術により、DJIはOsmo Pocketを、単なる小型Vlogカメラではなく、携帯性と本格画質を両立する新しいコンパクトシネマカメラとして再定義しようとしています。

Osmo Pocketのその新しい定義について、開発メンバーの声も取り入れながら、ご紹介いたします。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-f4aae12552bd4079bc70d260540e72d4-2756x2067.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]フランス・カンヌにて、Osmo Pocket 4Pプレミアイベントを開催[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-947ff5c02d33fe0f6348ea3f33b2b6aa-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]Osmo Pocket 4Pを試すトゥードル・ブラディミール・パンドゥル撮影監督

“手軽に撮れる”だけではなく、“作品として残せる”画へ
自然な人物描写を追求し、リアルなポートレート表現へ

Vlogカメラに求められてきた価値は、これまで主に「軽さ」「扱いやすさ」「手ブレしにくさ」にありました。しかし、コンパクトシネマカメラとしての価値を考えると、そこに加わるべきなのは、人物の肌の質感、光の階調、背景との空気感まで含めた映像の完成度です。

上質なポートレート表現に求められるのは、単なる補正の強さではありません。自然な肌の質感、被写体の印象を損なわないメイク感、そして背景と人物が調和した空気感が、映像全体の完成度を左右します。

DJIは製品開発において、過剰な補正や演出過多なフィルターに依存するのではなく、自然な肌色の再現と、その場の雰囲気に調和する描写を重視してきました。その実現に向けて、研究開発チームは逆光のビーチ、ネオンが輝く夜景、日没後のブルーアワーなど、さまざまな実環境で検証を重ね、人物データに基づいたポートレートカラーおよび肌色再現モデルを構築しています。

開発にあたって難しかったのは、単に「人物を明るくきれいに見せる」ことではなく、背景の空気感や階調を損なわずに、人物の印象も自然に保つことでした。ある開発メンバーは、逆光のポートレートでは多くの製品が「人物の明るさ」か「背景のダイナミックレンジ」のどちらかを優先しがちだとしたうえで、Pocketではその両立を目指したと語ります。その過程では、人物を持ち上げると画全体が平板に見えやすい、いわば“フラットな灰色”のような印象になってしまうこともあり、ローカルなコントラスト制御を細かく見直す必要がありました。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-5ded4dd1d3c2131bc808517d992bf428-3900x3899.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
さらに、肌の質感表現にも慎重なチューニングが求められました。テクスチャを強調すれば立体感は増す一方で、一部のシーンでは肌の粗さが過度に目立ってしまうことがあるためです。開発チームは、さまざまな肌タイプや照明条件を検証しながら、自然さとクリアさのバランスを詰めていきました。開発メンバーの一人は、「開発側が安定した効果だと考えていても、それが必ずしもユーザーにとって好ましいとは限らない。大切なのは、リアル感と雰囲気の両立だ」と話します。

こうした取り組みの結果、肌色領域に対する輝度・彩度の精密な制御に加え、ポートレート向け3D LUTやカラーサイエンスの最適化を組み合わせることで、複雑な光源下でも色の転びを抑制。肌の色や、美しさの捉え方の多様性にも配慮しながら、不自然に白く見えることも、赤みに偏って見えることもない、透明感のある自然なスキントーンを実現しました。

これは単に「撮ってすぐ見栄えがする」ための処理ではなく、被写体の存在感とその場の空気を一つの映像として成立させるための、シネマティックな画づくりです。Osmo Pocketはここで、Vlogカメラ的な手軽さを保ちながら、映像作品としての完成度に踏み込んでいます。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-ff67c794dff97a0533d6ad631682ca24-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

難しい光を“妥協して乗り切る”のではなく、“表現として活かす”へ
より美しいポートレート撮影を目指した一貫した映像設計で、難しい光環境にも対応

実際の撮影では、逆光、夜景、屋内の暖色照明など、複数の光源が入り混じる複雑な環境に直面することが少なくありません。こうした条件下では、従来のオート露出(AE)やオートホワイトバランス(AWB)では、背景と人物の双方を自然に描写することが難しく、顔を優先すると背景が白飛びし、背景の雰囲気を残すと顔が暗く見えるといった課題が生じていました。

Vlogカメラであれば、こうした難しいシーンでも「最低限破綻せずに撮れる」ことが一つの価値になります。しかし、コンパクトシネマカメラに求められるのは、その一歩先です。つまり、難しい光を単に処理するのではなく、その場の光そのものを映像表現として活かせることです。

Osmo Pocketは、この課題に対して、ハードウェアとソフトウェアの両面から一貫した最適化を図っています。開発チームによれば、人物の明るさやトーンをあらゆるシーンで安定して保つには、AEやトーン処理の連携だけでなく、顔に関する統計情報の精度を高めることも不可欠でした。精度が不足すると、人物が明るすぎたり暗すぎたり、あるいはシーンによって不安定に見えたりするため、伝統的な手法(=画像処理)とセマンティックな情報(=被写体の意味情報)を組み合わせながら、人物認識の安定性を高めていったといいます。

大型センサーと高ダイナミックレンジによる豊かな階調表現

新設計の1インチセンサーと17ストップのダイナミックレンジにより、映像に高い階調表現力を確保。ローカルトーンマッピングと滑らかなハイライト処理を組み合わせることで、強い日差しの下でも額や鼻筋の白飛びや不自然なテカリを抑え、人物の立体感をより自然に描き出します。

顔情報を活用したAE/AWB制御

Osmo Pocketでは、画面全体の平均値に依存した単純な色温度・露出制御ではなく、顔検出情報を露出配分やホワイトバランス制御に反映しています。ブルーアワーのような青みの強いシーンでも肌色を安定して再現し、ネオンや看板などの強い光源がある夜景でも、顔が暗く見えたり色味が崩れたりすることを抑えます。

こうした人物の局所処理は、背景とのバランスを崩さないことが前提です。開発メンバーは、「前景と背景の両立を図りながら、背景画質への影響をできるだけ抑えつつ、人物の肌色を最大限に再現することを追求した」と語っています。

その一方で、画質開発は単純な足し算ではありません。より優れた技術を採用しても、組み合わせによっては前世代の仕上がりを下回ることさえあるため、各モジュールを個別に最適化するだけでなく、システム全体として自然な表現になるよう調整を重ねました。実際、夕焼けシーンの調整を急いで確認したい時期に、2週間連続で雨が続いたというエピソードもあったほど、現場では地道な検証が繰り返されてきました。

こうした設計により、その場の空気感を保ちながら、人物の肌色や表情も自然に描写できるため、撮影難度の高い環境でも、片手で手軽に、それでいてシネマティックな完成度を備えた映像表現を実現できるようになりました。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-b1787df7069b99b2d9e1b68d22e90fef-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-3447f811251ecc131d9319d9090a2aed-3900x2194.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

“ブレずに撮れる”から、“意図した映像を動きの中で成立させられる”へ
動画撮影時の一貫した人物表現を支える「Portrait Consistency Engineering」

歩きながらのVlog撮影や移動を伴うトラッキング撮影において、安定した人物描写を維持することは、Osmo Pocketシリーズの大きな強みであり続けてきました。ただし、今回の進化は単に「ブレずに撮れる」ことを強化しただけではありません。目指したのは、動きのあるシーンでも、人物の露出、肌色、フォーカスが破綻せずに、映像としての一貫性を保てることでした。

従来のデバイスでは、移動中に露出が変動したり、フォーカスが不安定になったりするほか、電子式手ブレ補正(EIS)によるクロップで画角や遠近感が損なわれることもありました。Vlog用途では許容される場面でも、映像表現として見たときには、こうした微細な不安定さが作品全体の印象を左右します。

Osmo Pocketは、こうした課題に対応するため、動きのある映像シーンにおける人物描写の安定性を高める独自のアプローチ「Portrait Consistency Engineering(人物描写の一貫性を維持するエンジニアリング)」を採用しています。

3軸メカニカルジンバルによる物理的な手ブレ補正により、画角を犠牲にすることなく、手持ち撮影時の揺れを効果的に低減。さらに、その安定した映像基盤の上で、フレーム間AE/AWBスムージング技術と、顔・瞳優先の連続オートフォーカス(AF)を連携させることで、動きのある撮影でも人物の露出、肌色、ピントを安定して維持します。
[画像10: https://prtimes.jp/api/file.php?c_id=15765&t=animationGifImage&f=788d23bf461ee232bc6cc0fa268745d8.gif ]
開発チームによれば、この領域では新しいアルゴリズムを加えるほど、別の部分に予期しない影響が出やすいという難しさがありました。たとえば、質感を高める処理が肌を粗く見せてしまったり、フォーカスをより滑らかに見せる工夫が、結果としてシャープさに影響したりすることもあったといいます。だからこそ、Osmo Pocketでは個々の技術を積み上げるだけでなく、動画全体としていかに自然で安定した見え方になるかを重視しました。

街中を歩きながら撮影するVlogや、光環境が大きく変化するシーンでも、被写体を自然かつ鮮明に捉え続けることができ、映像全体に滑らかさと臨場感をもたらします。これは「日常を気軽に記録するカメラ」としての価値を超え、動きの中でも意図した画を成立させられる、小型シネマツールとしての価値を意味します。

開発メンバーの一人は、ユーザー視点でのOsmo Pocketの魅力について、「スマートフォンより高い画質を、ミラーレスカメラよりも手軽に持ち歩けること」に加え、「細かな設定や複雑な後処理なしでも、誰でも満足できる映像を撮れること」を挙げています。つまりOsmo Pocketは、初心者にとっては“簡単にきれいな映像が撮れるカメラ”でありながら、より表現にこだわるユーザーにとっては“本格的な映像制作の入口”にもなり得る存在です。

また、4K/240fpsのスローモーションのような表現力の高さも、本シリーズの進化を象徴する要素の一つです。ポートレートや夜景、ハイライトシーンでは、逆光や低照度といった難しい条件でも、より成熟した画質と安定性を実現し、従来モデルからの明確な進化を感じることができます。さらに、フィルムトーンや美顔効果機能に加え、D-Logモードのような後編集を前提とした機能も備えることで、「撮ってすぐ楽しみたい」ユーザーから、「自分の画づくりを追い込みたい」ユーザーまでをカバーする領域へと踏み出しています。
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-05703016150ace3d0a29b4473a604442-516x775.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]一般的なカラーモード [画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-f3d36fecfba1aa93f21ecd1be4172b57-514x772.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]DJI D-Log 2

Osmo Pocketは、Vlogカメラの次へ

Osmo Pocketシリーズはこれまで、誰でも手軽に使えるVlogカメラとして進化を続け、日本のユーザーの皆様より高い支持を得てきました。しかし今回DJIが示しているのは、長年定着してきた「Vlogカメラ」といったカテゴリーのその先です。携帯性、直感的な操作性、優れた安定性といった従来の魅力を維持しながら、人物描写、ダイナミックレンジ、色再現、後編集耐性といった、より本格的な映像表現に必要な要素を大きく引き上げること。それによってOsmo Pocketは、Vlogカメラの枠を超えた存在になろうとしています。

それは、プロ向け大型機材の代替を目指すという意味ではありません。むしろ、誰でも使える手軽さを保ちながら、映像表現のクオリティを“作品レベル”へ近づけていくこと。その意味でOsmo Pocketは、Vlogカメラとシネマカメラのあいだに位置する「コンパクトシネマカメラ」という新しい価値を切り拓いていきます。
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/15765/437/15765-437-17d421a22b17c52f7c2b92fa4a26e46b-3900x2071.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[1] デジタルビデオカメラカテゴリーとは、BCNランキングによるカテゴリー分けで、ジンバルカメラ、アクションカメラ、360°カメラなどの製品が含まれます。
[2] BCNランキングをもとに自社調べ(2026年7月)

DJIについて

2006年の創業以来、DJIは、民生用ドローン業界の草分け的存在として、イノベーションを推進しながら、ユーザーの初めてのドローン飛行をサポートし、人々が思い描いてきた夢を実現し、プロの映像制作に革新をもたらし続けてきました。今日、DJIは人類の進歩を促進し、より良い世界を形成することを目標に、日々邁進しています。DJIは、常に純粋な好奇心を抱きながら課題の解決に尽力し、再生可能エネルギー、農業、公共安全、測量、マッピング、インフラ点検といった分野に事業を拡大してきました。それら一つ一つの分野で、DJI製品は新たな価値を生み出し、世界中の人々の生活に前例のない根本的な変化をもたらしています。

ウェブサイト:https://www.dji.com/jp
オンラインストア:https://store.dji.com/jp
Facebook:https://www.facebook.com/dji.jp
Instagram:https://www.instagram.com/dji_japan/
X(旧Twitter):https://x.com/djijapan
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/dji/
YouTube:https://www.youtube.com/DJIJapan

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
記事提供元:タビリス