【夏場の熱中症対策に関する実態調査】訪問看護師が重視する患者様向け対策1位は「水分摂取の声かけ」
2026/7/6 10:57 共同通信PRワイヤー

2026/07/06
Recovery International株式会社
Recovery International株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柴田旬也)は、現役の訪問看護師207名を対象に、患者様に対する熱中症対策と、看護師自身の熱中症対策に関するインターネット調査を実施しました。
その結果、患者様向け対策では「水分摂取の声かけ」が最も重視され、看護師自身の対策では「こまめな水分補給」が最多となりました。在宅の現場では、一般的な注意喚起にとどまらず、患者様の生活環境や行動特性に応じた具体的な支援が行われている実態が明らかになりました。
近年、夏場の高温環境が続くなか、在宅療養者や高齢者に対する熱中症予防の重要性は高まっています。
訪問看護師は、患者様の「自宅」という最もプライベートな空間で、日々の生活に深く寄り添う立場にあり、患者様本人の実際の生活環境や日々の些細な変化を継続的に観察し、把握する専門職です。そのため訪問看護の現場では、体調変化の把握に加え、室内環境や生活習慣も含めた支援が求められています。
本調査では、患者様向け対策の実態に加え、看護師自身の体調管理の工夫についても取りまとめました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606110728-O3-WfQ1w11z】
調査結果サマリー
【患者様向け熱中症対策】
患者様向け対策として最も重視されていたのは「水分摂取の声かけ」(44.4%)、次いで「エアコン使用の声かけ」(25.6%)が続きました。患者様本人が気づきにくい脱水や室温管理上のリスクに対し、声かけや生活環境の確認を通じて予防的な対応が行われていることが分かりました。
【在宅療養における具体的な工夫】
自由回答では「カレンダーやボトルを用いた水分の見える化」、「エアコンのリモコン管理や誤操作防止」など、高齢患者様の心理や日々の生活習慣に一歩踏み込んだ、訪問看護ならではの細やかな対応が多く寄せられました。
【看護師自身の熱中症対策】
看護師自身の対策で最も多かったのは「こまめな水分補給」(75.4%)でした。移動や連続訪問が続くなかでも、継続的に訪問看護を提供するために、看護師自身の体調管理が重視されていることが分かりました。
患者様に対して行っている熱中症対策ランキング
※「患者様に対して行っている熱中症対策として、最も重要だと思うもの」を単一回答で集計
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606110728-O4-Cak2C4Pi】
1位 水分摂取の声かけ 44.4%
2位 エアコン使用の声かけ 25.6%
3位 水分摂取量の具体的な目安を伝える 8.7%
4位 室温の確認 7.2%
5位 だるさ・めまい・ふらつきなど症状確認 5.3%
患者様に対して行っている熱中症対策では、「水分摂取の声かけ」が最も高い結果となりました。
次いで「エアコン使用の声かけ」、「水分摂取量の具体的な目安を伝える」が続き、訪問看護の現場では、予防的な声かけ、室内環境の確認、症状の早期把握といった基本対応が重視されていることが分かりました。
患者様向け1位の背景:生活実態に応じた声掛け
「水分摂取の声かけ」が1位となった背景には、訪問先の患者様が自ら暑さや脱水に気づきにくいケースや、水分摂取をためらうケースがあると考えられます。訪問時の観察や声かけを通じて、患者様ごとの生活実態に応じた対応が行われていることが分かります。
患者様向け2位の背景:住環境の確認と調整
「エアコン使用の声かけ」は、患者様の生活環境を整えるうえで重要な対応です。特に高齢者や独居の患者様に対しては、訪問先の室温や湿度、エアコンの使用状況を確認しながら、熱中症予防に必要な環境調整が行われていると考えられます。
患者様向け3位の背景:具体的な行動につなげる支援
「水分摂取量の具体的な目安を伝える」は、体調変化の早期発見につながる観察やコミュニケーションとして重視されています。限られた訪問時間のなかでも、分かりやすい目安を示すことで、日常的な予防行動につなげる工夫が行われているとみられます。
看護師自身が行っている熱中症対策ランキング
※「看護師自身が夏の訪問時に行っている熱中症対策として、最も重要だと思うもの」を単一回答で集計
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606110728-O5-Ybq1PJSa】
1位 こまめな水分補給 75.4%
2位 塩分・経口補水液の摂取 10.1%
3位 訪問ルート・時間帯の工夫 2.9%
3位 休憩を意識してとる 2.9%
5位 冷却グッズの携帯/体調不良時の早めの申告・相談 2.4%
看護師自身の熱中症対策では、「こまめな水分補給」が最も高い結果となりました。
訪問看護は、屋外移動や車移動、自転車移動、連続訪問など、暑熱環境の影響を受けやすい働き方であるため、継続しやすい自己管理行動が重視されているとみられます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202606110728-O6-Igtg3040】
自己対策1位の背景:業務の継続性を支える基本行動
「こまめな水分補給」が7割以上と圧倒的なシェアを占めた背景には、屋外移動と連続訪問を繰り返す訪問看護の業務特性において、移動の合間に最も確実に実践できる自己管理行動であるためと考えられます。
安定したケアを継続するためには、まずスタッフ自身の体調を維持することが最重要であるという意識がうかがえます。
自己対策2位の背景:外気温や移動手段への対策
「塩分・経口補水液の摂取」が次点となった背景には、自転車や徒歩、自動車など、夏の直射日光や外気温に左右されやすい訪問看護ならではの過酷な環境が影響しているとみられます。単なる水分補給に留まらず、脱水リスクに備えた医学的・予防的な視点での自己管理が定着している実態がうかがえます。
自己対策3位の背景:過密スケジュールにおける運用工夫
「訪問ルート・時間帯の工夫」「休憩を意識してとる」が同率3位となった背景には、一日の訪問件数が密な日であっても、日陰の多いルートの選択や、移動の合間に立ち寄れる避暑スポットの共有など、現場独自の判断で効率的な休息を確保し、熱中症リスクを最小限に抑える取り組みが実践されていると考えられます。
複数回答で見ると、患者様向けでは「エアコン使用の声かけ」、自己対策では「こまめな水分補給」が最多
患者様向け対策を複数回答で見ると、1位「エアコン使用の声かけ」(96.6%)、2位「食事量・食欲低下の確認」(91.3%)、3位「服装や寝具の調整提案」(88.9%)が上位となりました。
一方、看護師自身の対策では、1位「こまめな水分補給」(98.6%)、2位「通気性のよい服装」(69.6%)、3位「塩分・経口補水液の摂取」(68.1%)が上位でした。
この結果から、患者様向け対策では単なる注意喚起に留まらず、食事や寝具といった日常生活全体の異変を防ぎ、見逃さないための多角的な支援が徹底されている一方、自己対策では過酷な訪問業務のなかで無理なく継続できる実用的な行動が重視されている傾向がうかがえます。
属性別では、経験年数や移動手段によって重視する対策に差
属性別にみると、訪問看護経験年数、1日平均訪問件数、主な移動手段などによって、重視する熱中症対策に違いがみられました。
訪問看護経験年数が5年以上の層や、1日の訪問件数が4件以上のスタッフほど、「水分摂取量の具体的な目安を伝える」といったご利用者様の生活習慣へ一歩踏み込んだ介入を重視している傾向がみられました。
また、主な移動手段が自転車のスタッフからは携帯ファンやネッククーラーなどの「即効性のある冷却グッズでの身体防衛」が多く挙げられた一方、自動車移動のスタッフからは「車内の熱中症リスクを踏まえたクーリング対策」が重視されている、といった傾向が確認され、訪問看護における熱中症対策は一律ではなく、勤務条件や訪問スタイルに応じた現場判断による最適化が行われている実態がうかがえます。
自由回答では「高齢者特有の生活習慣や拒否へのアプローチ」と「移動・訪問合間における効率的な休息の確保」が課題として浮上
自由回答では、患者様向け対策について、飲むべき水分量をカレンダーにカウントして意識してもらう取り組みや、本人がエアコンを嫌がったり設定を触ったりしないための環境調整、そして他職種やご家族と一体となった毎訪問時の声かけなどの声が寄せられました。患者様本人の生活習慣や価値観、家族の協力状況によって、対策の進め方に難しさがあることが分かります。
また、看護師自身の対策については、空調服やアイスベストによる身体の冷却、水分を摂るタイミングや目標量をあらかじめ決めておくマイルール化、そして移動中に無理をせず避暑できる休憩場所をスタッフ間で共有し合う取り組みなどの声があり、移動や訪問スケジュールの影響を受けながらも、現場で工夫を重ねている実態がうかがえました。
調査担当者コメント
今回の調査では、訪問看護の熱中症対策が、患者様に対する支援だけでなく、看護師自身の安全確保まで含めた実務として成り立っていることが明らかになりました。
特に在宅療養者や高齢患者様では、暑さへの感覚低下や生活習慣の影響によって熱中症リスクが高まりやすく、訪問時の観察、声かけ、環境確認といった基本対応の積み重ねが重要と考えられます。
一方で、訪問看護師自身も夏場の移動や連続訪問により体調を崩すリスクがあるため、現場の安全を支えるには、自身の体調管理も欠かせません。今後も、患者様を守る視点と看護師自身を守る視点の両立が、訪問看護の質を維持するうえで重要になると考えられます。
調査概要
調査名:夏場の熱中症対策に関する実態調査アンケート
主体:Recovery International株式会社
調査方法:インターネット
調査調査対象:現役の訪問看護師
有効回答数:207名
調査期間:2026年6月1日~2026年6月12日
日設問数:27問
※構成比は小数第2位を四捨五入して表示しています。
※生成AI画像も一部含まれます
会社概要
Recovery International株式会社について
Recovery International株式会社は「もう一人のあたたかい家族」を企業理念に掲げ、訪問看護サービスを通じて、いきいきと働く人を増やすことを目指す企業です。
・会社名 Recovery International 株式会社(英語名:Recovery International Co.,Ltd.)
・代表者 代表取締役社長 柴田 旬也
・設 立 2013年11月
・所在地 東京都新宿区西新宿6-16-12 第一丸善ビル6F
・URL https://www.recovery-group.co.jp
記事提供元:タビリス









