2026年版 日本の「働きがいのある会社」若手ランキング発表

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“すぐ辞める若手”に変化の兆し ランキング企業の34歳以下、85.9%が「この会社で長く働きたい」

2026年7月29日
Great Place To Work® Institute Japan
(株式会社働きがいのある会社研究所)

世界約170ヶ国で「働きがいのある会社」に関する調査・分析を行う働きがいのある会社研究所(Great Place To Work® Institute Japan、本社:東京都港区、代表取締役社長:荒川陽子)は、2026年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキング(以下、若手ランキング)を7月29日に発表しました。

若手人材の採用・定着が企業課題となる中、調査データから見える若手社員の働きがいの変化に着目し、5年間継続して調査に参加した企業群の分析と、若手ランキング企業・その他企業の比較を通じて、若手の働きがいを高めるためのポイントを紐解きました。

 

若手ランキング概要

・名称:2026年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキング

・調査参加企業数:710社

・評価対象:上記参加企業のうち、2025年4月~2026年3月に「働きがい認定」を取得した企業

・評価基準:①若手の従業員アンケートの結果、②若手従業員比率などの基本会社データ

※当データ使用の際は「株式会社働きがいのある会社研究所による調査」とクレジットの記載をお願いいたします。

 

「働きがいのある会社」調査 概要

Great Place To Work®の調査モデルに基づく2種類のアンケートで構成される。働く人へのアンケートの結果が一定水準を超えた企業が「働きがい認定企業」として認定され、ランキングの評価対象となる。

1. 働く人へのアンケート: 選択式設問(60問)・自由記述式設問(2問)・属性・認識を問う設問(8問)に、働く人が無記名で回答

2. 会社へのアンケート: 企業文化や会社方針、人事施策(採用、経営層からの意見浸透、従業員からの意見聴取、人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス、社会・地域貢献活動など)の具体的な取り組み内容を会社として回答

 

サマリー

・2026年版 日本における「働きがいのある会社」若手ランキングでは、対象期間中にエントリーした710社のうち、一定水準以上の働きがいが認められた「働きがい認定企業」から、若手(34歳以下)の働きがいが特に高い企業を各規模10社・計30社選出した。

 

・5年間継続して調査に参加した企業では、「この会社で長く働きたい」の肯定回答率が25歳以下で+9.1ポイント、26〜34歳で+6.6ポイント上昇。若手層に特徴的な変化として確認された。

 

・若手ランキング企業では、34歳以下の85.9%が「この会社で長く働きたい」と回答。さらに「仕事に行くことを楽しみにしている」は80.3%でその他認定企業と大きな差が見られ、若手の定着には、制度だけでなく日々の前向きな職場体験が関係している可能性が示された。

 

2026年版 日本における「働きがいのある会社」 若手ランキング選出企業

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O2-Dm6U867j

 

※()内は、本社所在地/業種

⼤規模部門(1,000人以上)

1位 ディスコ (東京都/製造・生産)

2位 SmartHR(東京都/情報技術)

3位 セールスフォース・ジャパン(東京都/情報技術)

4位 ラクス(東京都/情報技術)

5位 マイクロンメモリジャパン/マイクロンジャパン(海外/製造・生産)

6位 エイツーヘルスケア(東京都/ヘルスケア)

7位 日本ストライカー(東京都/ヘルスケア)

8位 電通総研(東京都/情報技術)

9位 ノースサンド(東京都/情報技術)

10位 Hilton(東京都/ホスピタリティ)

 

中規模部⾨ (100~999人)

1位 フロンティアホールディングス(大阪府/不動産)

2位 テックタッチ(東京都/情報技術)

3位 アチーブメント(東京都/教育・研修)

4位 アイユーコンサルティング(東京都/プロフェッショナルサービス)

5位 CrowdStrike(海外/情報技術)

6位 ココロザシ(東京都/情報技術)

7位 ナハト(東京都/広告&マーケティング)

8位 ライフデザイン(沖縄県/その他)

9位 SHOーSAN(東京都/広告&マーケティング)

10位 グロービス(東京都/教育・研修)

 

⼩規模部⾨ (25~99人)

1位 三条工務店(大阪府/不動産)

2位 イベント21(奈良県/その他)

3位 Legaseed(東京都/その他)

4位 CMC Japan(東京都/情報技術)

5位 KINGSMAN TOKYO(東京都/小売)

6位 アンジェラックス(長野県/ヘルスケア)

7位 アールスリーインスティテュート(大阪府/情報技術)

8位 ミギナナメウエ(東京都/プロフェッショナルサービス)

9位 TAISHI-CO.(大阪府/小売)

10位 natural tech(東京都/小売)

 

2026年版若手ランキング第1位は、ディスコ(大規模部門/製造・生産)、フロンティアホールディングス(中規模部門/不動産)、三条工務店(小規模部門/不動産)で、ディスコ、フロンティアホールディングスは2年連続の受賞、三条工務店は今年初めての受賞となりました。各社の評価ポイントは以下の通りです。

 

大規模部門1位 ディスコ(東京都/製造・生産)

若手社員からは、特に「報酬への納得感」「充実した福利厚生・社員へのメリット」「利益分配への納得感」に関する項目が高く評価されました。成果がきちんと報われる仕組みが整っており、若手が将来への安心感を持ちながら働ける環境が特徴です。

 

中規模部門1位 フロンティアホールディングス(大阪府/不動産)

若手社員からは、特に「仕事の割り当てや人員配置への納得感」「仕事に行くことを楽しみにできる職場」「仕事に特別な意義を感じられること」に関する項目が高く評価されました。一人ひとりの強みを活かした配置のもと、若手が日々の仕事に意味と楽しさを見出しながら働ける環境が特徴です。

 

小規模部門1位 三条工務店(大阪府/不動産)

若手社員からは、特に「仕事に行くことを楽しみにできる職場」「報酬への納得感」「精神的に安心して働ける環境」に関する項目が高く評価されました。地域に根ざした温かい職場風土のもと、公正な待遇と心理的安全性が両立しており、若手が毎日の仕事に前向きな気持ちで向き合える環境が特徴です。

 

ランキング詳細はこちら:https://hatarakigai.info/ranking/young/

 

調査結果分析① 若手は“すぐ辞める”だけではない。長期勤続意向に変化の兆し

近年、若手人材をめぐっては、早期離職や転職志向の高さに注目が集まりがちですが、5年間(2022年版調査~2026年版調査)継続して当社の調査に参加した企業群を対象に確認したところ、「私は、この会社で長く働きたいと思う」の肯定回答率は、25歳以下で+9.1ポイント、26〜34歳で+6.6ポイント上昇しました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O3-A17jibQ3

 

この「長く働きたい」は、35歳以上の層と比較したとき、若手(34歳以下)で相対的に変化が大きかった設問のTOP5(60問中)にも入っており、若手の働きがいの変化を捉えるうえで注目すべき項目といえます。 今回の結果からは、若手の働き方に対する意識が現在の会社で成長し、貢献しながら働き続ける方向に変化しつつあると言えます。

 

調査結果分析② 若手ランキング企業では85.9%が「この会社で長く働きたい」

分析①では、若手層全般において「この会社で長く働きたい」という意向に注目すべき変化が見られました。Great Place To Work®調査で一定水準の働きがいがあることが認められた「働きがい認定企業(若手ランキング企業を除く)」において、「私は、この会社で長く働きたいと思う」に対する34歳以下の若手の平均肯定回答率は65.4%と、過半数を超えます。一方、今回の若手ランキングに選出された企業ではその割合は85.9%にのぼり、その他認定企業よりさらに20.5ポイント高い結果となりました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O4-8Q8xv4L5

 

若手の働きがいが高い企業では、特に高い水準で会社へのロイヤリティを形成していることが確認できました。

 

調査結果分析③ 若手ランキング企業では「この会社の人たちは、仕事に行くことを楽しみにしている」に最大差

若手ランキング企業とその他認定企業で34歳以下のスコアを比較したところ、すべての企業規模で共通して最も差が大きかった項目は「この会社の人たちは、仕事に行くことを楽しみにしている」でした。若手ランキング企業ではこの設問に80.3%の若手が肯定的な回答をしており、すでに一定水準の働きがいが認められたその他認定企業(54.7%)と比較しても25.6ポイントもの差がありました。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O5-337hnN8A

 

若手の働きがいが高い企業ほど、制度や労働環境の整備にとどまらず、仕事に行くことを前向きに捉えられる職場の雰囲気が形成されていることがうかがえます。

 

代表取締役社長 荒川 陽子 コメント

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O6-mB6dC6tK

若手人材については、早期離職や転職志向の高さが語られがちです。そんな中、今回の分析からは、現在の会社で長く働きたいと若手が考える要因が見えてきました。これらの要因を理解し、職場環境を整備することが、若手定着を実現するための必須条件です。

若手が長く働きたいと感じる背景には、「専門性が高められる」「貢献実感が持てる」「仕事に意味や誇りを持てる」といった、職場環境によってもたらされる確かな理由が必要です。加えて、今回の若手ランキング企業では「仕事に行くことを楽しみにしている」という項目で大きな差が見られました。これは、制度や待遇・労働環境だけではなく、上司や同僚との関係性、感謝や承認、挑戦を支える雰囲気など、日常の中で積み重ねられる「感情体験」が、若手の働きがいを左右していることを示していると考えています。

働きがいのある会社は、偶然に生まれるものではありません。経営者や管理職が、会社として大切にする価値観を一貫して伝え、若手が成長し、力を発揮し、安心して挑戦できる環境を意図的に設計・構築する必要があります。若手ランキング企業の事例から学び、自社の職場づくりに今すぐ活かすことが、競争力のある組織を作るための急務となっています。

 

取材・参考資料

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607293284-O7-2223tQJV

 

『若手が活躍できる組織はどう動いているか 採用・定着・エンゲージメントを高める企業の実践事例集』

今回の若手ランキングに選出された企業で実践されている、若手の働きがいを高めるための取り組みをまとめた資料を公開しました。

「入社・立ち上がり支援」「キャリア形成・成長支援」「抜擢・挑戦支援」「対話・つながり創出」の4つのカテゴリで事例を掲載。取り組みの内容だけではなく、背景や成果も含めて紹介しています。

各社へ詳細の取材をご希望の場合は、当社からご紹介が可能です。

 

⇒資料はこちら:https://hatarakigai.info/whitepapers/c55646ef2ce6d4e27a00b545d7c6be0ec2b42fb5.pdf

 

会社概要

会社名:株式会社働きがいのある会社研究所(Great Place To Work® Institute Japan)

所在地:〒108-0023 東京都港区芝浦3-16-16 住友不動産田町ビル東館 4F

設立 :2009年4月1日

資本金:7,500万円

代表取締役社長:荒川 陽子(あらかわ・ようこ)

会社URL:https://hatarakigai.info/

記事提供元:タビリス