「ルワンダ国マサカ上水道整備事業準備調査」受注のお知らせ

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 当社は、共同企業体の代表としてJICAより標記業務を受託し、2024年6月5日にJICAと業務実施契約を締結しましたのでお知らせいたします。

1. 事業概要
(1) 事業の背景
ルワンダ共和国の人口は1,320万人(2022年)で、そのうち約180万人がキガリ市に集中しており、急速な都市化が進む中で都市給水の改善は大きな課題となっています。キガリ市の人口は2050年には380万人に達する見込みであり、同国が長期国家開発計画(Vision 2050)において目標としている飲料水へのアクセス率99%を達成するためには、上水道施設の整備が急務です。これまでに我が国は、策定を支援した2050年までの当国の都市給水セクター計画である「キガリ市上水道改善整備マスタープラン」に基づき、複数の無償資金協力事業を通じてキガリ市の飲料水へのアクセス率の改善に取り組んでいます。
このような状況の下、本事業はキガリ市のマサカ地区においてアカゲラ川沿いの地下水を水源とする取水施設、浄水場、配水池、送配水管網等の整備を行い、安定的な給水の実現を図るものです。
また、本事業は実施中の無償資金協力事業と並んでマスタープランにおける優先事業とされており、同国の国家開発計画の達成に貢献するものです。

(2) 事業の目的
本事業はキガリ市のマサカ地区において、新規取水施設、浄水場及び配水池、送配水管網等の整備を行うことにより、安全かつ安定した給水の実現を図り、もって同地区の生活環境の改善に寄与することを目的としています。

(3) 事業内容
1. 土木工事:浄水場施設(20,000m3/日)、取水井戸設置(最大20本)、導水管(4.6km)、送水管(11.2km)、配水池(8箇所)、配水管(15.9km)、給水設備(各戸接続のための給水管および水道メーター」(国際競争入札)
2. コンサルティングサービス(詳細設計、入札補助、施工監理等)(ショートリスト方式)

(4) 期待される開発効果
マサカ地区の人口増加の予想に基づき、2035年までに現在の給水人口約26,000人を約169,000人まで拡大する。これにより対象地区の生活環境を改善し、2035年には人口約435,000人に成長すると予想される系統接続区域全体の経済成長に貢献する。

2. 受注業務の概要
(1) 業務名称
ルワンダ国マサカ上水道整備事業準備調査

(2) 業務実施地
ルワンダ国

(3) 履行期間
2024年6月5日~2025年6月27日

(4) 契約金額
約1.6億円(税込)

(5) 業務の目的
 本業務は、我が国の円借款事業として本事業を実施するに当たっての審査に必要な調査を行うことを目的として実施するものです。

(6) 共同企業体(受注者)
 代 表:株式会社NJS
 構成員:株式会社地球システム科学
     株式会社協和コンサルタンツ

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記事提供元:タビリス