秩父観光の醍醐味教えます③ 秩父の日帰り観光のモデルコース(前編)
2023/10/6 10:01 ジョルダンニュース編集部
秩父は、都心から鉄道を使って日帰り観光するのに大変便利な観光地です。池袋から西武池袋線の特急列車を使うと、終点の西武秩父駅まで約1時間20分で着きます。また、東武東上線の寄居駅やJRの熊谷駅からも、秩父鉄道を使って行くことができます。
またここは、自然豊かで観光スポットも多いことから、年間を通じて多くの観光客が訪れます。
今回は、秩父市内を日帰りで観光するモデルコースをお教えしたいと思います。
秩父に到着したら、まず秩父神社にお参りに行きましょう。
この神社の最寄り駅は、秩父鉄道の「秩父駅」です(秩父駅と西武秩父駅は別の駅ですのでご注意ください)。西武秩父駅に来た場合、連絡する秩父鉄道の御花畑駅から秩父駅までは、一駅離れています。西武秩父駅から秩父駅までバスもあるのですが、本数が少なく、歩いて約20分程度の距離なので、ここは散策しましょう。
御花畑駅から秩父神社までは、「番場通り」という参道を通って行きます。レトロな昭和の雰囲気を感じる通りです。
秩父神社は、2000年以上前に創建されたという、大変古く由緒ある神社で、秩父の鎮守の神様を祀っています。日本三大曳山祭りの一つと呼ばれる「秩父夜祭」は、この秩父神社の例大祭です。
到着してまず目を引くのが、鮮やかな朱色で彩られた門と社殿です。社殿は、あの徳川家康が寄進したと伝わっています。日光東照宮の眠り猫で有名な、左甚五郎が彫刻したと言われる「つなぎの龍」が施されています。どこにあるか探してみましょう。
また、秩父神社は皇族とのつながりも深く、皇族の方が植林された樹木が敷地内に多くあります。
続いて秩父神社からすぐ近くにある秩父まつり会館に行きましょう。ここでは、毎年12月上旬に行われる「秩父夜祭」の資料を展示しています。常時、屋台と笠鉾の実物大のモデルが展示されており、その大きさに圧倒されます。
また、この会館では3Dシアターがあります。専用の眼鏡をかけると、3次元の映像と音で、秩父夜祭の盛り上がりや迫力を感じることができます。
秩父の名産品と言えば「日本酒」がありますね。日本酒好きの方は「秩父錦」や「武甲正宗」など銘柄をご存知の方も多いかもしれません。
秩父駅から徒歩3分にある武甲酒造・柳田総本店では、武甲正宗を中心として様々なお酒を取り扱っています。武甲正宗の純米大吟醸は、令和3年~5年までの全国新酒鑑評会で3年連続金賞を受賞しました。中には限定品もあり、他でなかなか手に入らないものが販売されています。施設内には利き酒コーナーも用意されており、なんと、一部は無料で試飲することもできます。
また、この酒造の建物は、国の登録有形文化財に指定されており、店内は大変趣のある木造建築となっています。現在、酒造見学は中止されていますが、再開が検討されています。
さて、歩いて観光してお腹がすいたらご飯にしましょう。
秩父の郷土料理は「手打ちそば」です。秩父はもともとそばの産地として、古くから多くの人に食べられてきました。市内には「秩父そばの会」があり、随所におそば屋さんがあります。
秩父神社の近くにある武蔵屋さんで手打ちそばをいただきました。サイドメニューに、秩父のB級グルメ「みそポテト」も頼みました。そばはコシがあり、また風味が大変おいしく、あっという間に完食してしまいました。
市内には、手打ち体験を行っているお店もあり、自分で打ったそばを食べることもできます。ご興味がある方は体験しても面白いと思います。
秩父は、手打ちそばの他にも、「わらじかつ丼」や「味噌豚丼」などのご当地グルメがあり、市内の飲食店で食べられますので、お好みによって選ぶと良いでしょう。
(後編に続きます)
最寄り駅:西武秩父駅(西武線)、秩父駅(秩父鉄道)
秩父観光協会URL:http://www.chichibuji.gr.jp
※この記事には個人的感想を含みます。
田中信行(たなか・のぶゆき):1968年東京都生まれ、埼玉県育ち。埼玉大卒。全国通訳案内士、総合旅行業務取扱管理者。ローカルな観光を盛り上げるため、通訳ガイドとしての活動を目指しているほか、観光地の魅力を紹介する執筆活動も行っている。
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またここは、自然豊かで観光スポットも多いことから、年間を通じて多くの観光客が訪れます。
今回は、秩父市内を日帰りで観光するモデルコースをお教えしたいと思います。
秩父神社「つなぎの龍」は、あの左甚五郎の作!
秩父に到着したら、まず秩父神社にお参りに行きましょう。
この神社の最寄り駅は、秩父鉄道の「秩父駅」です(秩父駅と西武秩父駅は別の駅ですのでご注意ください)。西武秩父駅に来た場合、連絡する秩父鉄道の御花畑駅から秩父駅までは、一駅離れています。西武秩父駅から秩父駅までバスもあるのですが、本数が少なく、歩いて約20分程度の距離なので、ここは散策しましょう。
御花畑駅から秩父神社までは、「番場通り」という参道を通って行きます。レトロな昭和の雰囲気を感じる通りです。
秩父神社は、2000年以上前に創建されたという、大変古く由緒ある神社で、秩父の鎮守の神様を祀っています。日本三大曳山祭りの一つと呼ばれる「秩父夜祭」は、この秩父神社の例大祭です。
到着してまず目を引くのが、鮮やかな朱色で彩られた門と社殿です。社殿は、あの徳川家康が寄進したと伝わっています。日光東照宮の眠り猫で有名な、左甚五郎が彫刻したと言われる「つなぎの龍」が施されています。どこにあるか探してみましょう。
また、秩父神社は皇族とのつながりも深く、皇族の方が植林された樹木が敷地内に多くあります。
迫力ある秩父夜祭の3D映像を見よう
続いて秩父神社からすぐ近くにある秩父まつり会館に行きましょう。ここでは、毎年12月上旬に行われる「秩父夜祭」の資料を展示しています。常時、屋台と笠鉾の実物大のモデルが展示されており、その大きさに圧倒されます。
また、この会館では3Dシアターがあります。専用の眼鏡をかけると、3次元の映像と音で、秩父夜祭の盛り上がりや迫力を感じることができます。
全国新酒鑑評会で3年連続金賞! 「武甲正宗・純米大吟醸」
秩父の名産品と言えば「日本酒」がありますね。日本酒好きの方は「秩父錦」や「武甲正宗」など銘柄をご存知の方も多いかもしれません。
秩父駅から徒歩3分にある武甲酒造・柳田総本店では、武甲正宗を中心として様々なお酒を取り扱っています。武甲正宗の純米大吟醸は、令和3年~5年までの全国新酒鑑評会で3年連続金賞を受賞しました。中には限定品もあり、他でなかなか手に入らないものが販売されています。施設内には利き酒コーナーも用意されており、なんと、一部は無料で試飲することもできます。
また、この酒造の建物は、国の登録有形文化財に指定されており、店内は大変趣のある木造建築となっています。現在、酒造見学は中止されていますが、再開が検討されています。
秩父名物「手打ちそば」に舌鼓
さて、歩いて観光してお腹がすいたらご飯にしましょう。
秩父の郷土料理は「手打ちそば」です。秩父はもともとそばの産地として、古くから多くの人に食べられてきました。市内には「秩父そばの会」があり、随所におそば屋さんがあります。
秩父神社の近くにある武蔵屋さんで手打ちそばをいただきました。サイドメニューに、秩父のB級グルメ「みそポテト」も頼みました。そばはコシがあり、また風味が大変おいしく、あっという間に完食してしまいました。
市内には、手打ち体験を行っているお店もあり、自分で打ったそばを食べることもできます。ご興味がある方は体験しても面白いと思います。
秩父は、手打ちそばの他にも、「わらじかつ丼」や「味噌豚丼」などのご当地グルメがあり、市内の飲食店で食べられますので、お好みによって選ぶと良いでしょう。
(後編に続きます)
最寄り駅:西武秩父駅(西武線)、秩父駅(秩父鉄道)
秩父観光協会URL:http://www.chichibuji.gr.jp
※この記事には個人的感想を含みます。
田中信行(たなか・のぶゆき):1968年東京都生まれ、埼玉県育ち。埼玉大卒。全国通訳案内士、総合旅行業務取扱管理者。ローカルな観光を盛り上げるため、通訳ガイドとしての活動を目指しているほか、観光地の魅力を紹介する執筆活動も行っている。
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記事提供元:タビリス