10倍堪能！海外旅行の超スキル㉑　旅先、機内を快適にする荷物は２個＋αで　小柳淳

2023/4/26 14:05 ジョルダンニュース編集部

　海外に旅すると短くても2、3泊、長いときは1週間以上ということもある。そのため、大きなスーツケースやザックを持つことになる。それを中心にバッグ類をどう組合わせるか。

大は小を兼ねるスーツケース

　まず預ける荷物は大きめのものを選ぶ。衣類や洗面具に加えて、旅先で買ったり、もらったりする品物やお土産が帰路加わる。なかには意外にかさばるものも出てくる。オーストラリアでブーツを買ったときは、お土産なので箱無しにしたくなかったので、かなりスペースを喰った。香港で廃品のバス行先掲示板をもらったときは、1メートルくらいの板状だったのでギリギリ入ったということもあった。ただ、飛行機には預けられるが、移動時に困らない程度の大きさがいい。

スーツケースは街歩きに使わないのである程度大きなものを

　アメリカに行くときにはTSAロック（アメリカ運輸保安庁から認定を受けたスーツケースなどに備えられた施錠商品）のものにする。テロ対策のため保安当局が随時開けられるもので、これが無いと鍵を破壊して開けることもあるという。他地域では預ける際に不審な時は我々旅客の面前で開けさせられるが、アメリカは違うのだ。これが結構ぞんざいで、勝手に開けられたうえにキチンと施錠されていなかったこともある。幸いスーツケースベルトを締めていたので助かった。

試行錯誤した機内持ち込みバッグ

　機内持込荷物はそのまま街歩きのバッグにすることが多い。これは盗難・スリ防止のためにも普段から使っているものがベスト。口がファスナーやボタンで閉じられる方がいい。そして、このバッグはカメラの有無で条件が変わる。スマートフォンだけならよいが、カメラやレンズは注意が要る。いわゆるカメラバッグはカメラ用に特化している分、旅行バッグには不便な点が多い。かといってカメラバッグの他に旅行バッグを持つのは煩わしい。逆に普通のバッグ、ショルダーバッグはカメラの出し入れに不便。私はかなり試行錯誤したが、ノートやチケットを入れるスペースのあるカメラバッグか、旅行バッグにカメラ用クッションケースを入れるかにしている。

バッグには小物を付けておくと便利。機内用のフック掛けポーチもいい

　スーツケースと手持バッグが決まったら、そこに＋αとなる小物を加えると、旅がぐっと便利になる。バッグの外にカラビナとかスナップリングと呼ばれる輪になった金具を付けておくと、小さな買い物品やゴミ袋を短時間付けておける。ブラブラするが、手が空けられるメリットは大きい。名札は特にスースケースに必須。第19回の記事で書いたロスバゲやホテルで一時預かってもらうときに有効だ。名前が見えてしまうのが嫌な人には普段は記載面が隠れているタイプもある。